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「給料を上げる」と約束した社長。→1年後、彼は高級車を買い替え、私はボロボロだった【短編小説】

給料を上げると約束した社長→1年後彼は高級車を買い替え私はボロボロだった短編小説

 

「美咲さん、来年の給料は必ず上げます。会社のためにも、ぜひ力を貸してほしい」

 

入社して5年。私は社長からそう言われ、嬉しさと期待で胸がいっぱいでした。

当時の会社は、立ち上げたばかりで人手も足りず、私は休日返上で働いていました。

社長は、私の頑張りを評価してくれている。そう信じて、私は毎日ボロボロになるまで働きました。

 

しかし、約束から1年が経っても、給料が上がる気配はありません。

それどころか、社長は新しい高級車に乗り換え、毎日ゴルフや会食に出かけるようになったのです。

彼のSNSには、豪華な食事の写真やブランド物のプレゼントが並んでいました。

 

【衝撃】ボロボロになった私と、変わらない日々

社長の約束を信じて働き続けた1年。私の体は、限界を迎えていました。

顔にはクマができて、肌はボロボロ。友人と会う時間もなく、休日も仕事の連絡に追われる日々でした。

そんな私とは裏腹に、社長の暮らしはどんどん豪華になっていく。

私は、彼の「給料を上げる」という言葉が、ただの口約束だったことを悟りました。

 

私は、このままではいけないと強く思いました。社長に利用されているだけだ。

私の頑張りは、彼の私腹を肥やすための道具でしかなかったのだと。

悔しさと絶望で、心の中はぐちゃぐちゃでした。

 

私の決意

私は、勇気を出して会社を辞めることを決意した。
そして、新しい会社で、自分を“人”として尊重してくれる仲間たちと出会った。

あの頃の私は、ただ社長の言葉を信じ、必死に働きながら自分の人生を削っていた。
あの一年は、悔しさと苦しさでいっぱいだったけれど、あの経験があったからこそ、私は「自分を大切にする」ことの意味を知った。

もう二度と、誰かの都合のために自分を犠牲にはしない。
今の私は、自分のために働き、自分のために生きている。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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