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【100円で別世界】渋谷区ふれあい植物センター、想像以上だった!見どころ・カフェを全フロアレポート

お出掛けしたくなるような気候になってきた今日この頃。
都内にいながら、まるで遠くに来たようなリフレッシュ気分を体感できる、そんな穴場スポットを発見しました。
今回は、『渋谷区ふれあい植物センター』の見どころや施設内のカフェを、実際の訪問体験をもとにご紹介します!
平日でも人の多いスクランブル交差点の喧騒から逃れると、思わず「ここは本当に渋谷?」と感じてしまう場所があります。
渋谷駅から明治通りを恵比寿方向へ9分ほど歩いたところに佇む、渋谷区ふれあい植物センターは、「日本で一番小さな植物園」とされています。
そんな植物園の入園料は、なんと100円というから驚きです!
渋谷区ふれあい植物センターとは?基本情報と特徴
2023年7月に大規模リニューアルを果たしたこちらの施設は、単なる観賞型の植物園から「農と食の地域拠点」へと生まれ変わりました。
植物を見るだけでなく、育てて、収穫して、食べるところまでを体験できる、小さいけれど侮れない、思わず足を運びたくなるようなスポットです。

フロア別の見どころ完全レポート(1F〜4F)
入園すると一番はじめに目に入るのが、2025年4月に誕生したこちらの小さなアクアリウム。
「水の中の小さな植物園」として、色鮮やかな熱帯魚と植物が共存する姿を見ることができます。
魚の排せつ物を植物の栄養に、植物が水を浄化する——という、自然の循環を小さなガラスの中に再現。
水の中でなびく水草と、小さな生き物たちのゆるりとした動きを眺めていると、なんだか穏やかな気持ちになれるから不思議です。

1階のガーデンには、みかん、ライム、マンゴー、グアバ、バナナなどのフルーツを中心に、見て触れて楽しい植物たちが栽培されています。
よく知る馴染みのある植物の名前に、興味がそそられてしまいますね。
そして足下には、ラベンダーやローズマリーなど、40種類以上が栽培されているハーブの鉢がぎっしり!
ほのかに漂う香りと一緒に眺めていると、つい自分でも育ててみたくなってしまいました。
そうそう、園内は植物にも人にも優しい空調になっているんですが、こちらの電力の90%は、向かいに位置する渋谷清掃工場において、ゴミを焼却する際に発生する熱を、蒸気として回収してタービンを回す「ゴミ発電」によるものだそうです。

少し奥へ進むと何やら鮮やかなピンク色の空間が……。
こちらは「Farm Lab(水耕栽培室)」といい、レタスやルッコラなどのサラダ野菜を水耕栽培で育てていて、調光によって野菜の栄養価をコントロールするという、最先端の農業研究が行われています。

しかも、ここで採れた野菜は、2階のカフェで食べることができるんですよ。
その他にも、小さなシアタースペースがあって、そこではスタッフが日々植物の手入れをする様子や、カフェでスイーツを作るシーンなどが映像で紹介されています。
カフェメニュー・料金まとめ【実食レビュー】
さて、次は2階へ行ってみましょう!
吹き抜けのガラスドームを望むカフェスペースには、1階に生い茂る植物を見下ろしながら食事ができる、都会のど真ん中とは思えない贅沢な空間が待っています。

好きな席に座って、QRコードから注文するシステムです。
セルフサービスのお水にもハーブが使われていて、この日はペパーミントとマジョラムが入っていました。

メニューのテーマは「見るだけでなく育てて食べる楽しみ」。
グラスフェッドビーフや放し飼いチキンなど、動物の幸福度(アニマルウェルフェア)に配慮した食材を積極的に使っているほか、使う野菜のトレーサビリティ(原材料の調達から生産、消費まで追跡可能な状態にすること)にもこだわっていて、どこで誰が育てたかを追える食材が揃っています。

ローストされた香ばしいナッツの香りと、穀物を深煎りさせることで出る、きな粉のようなコクのある味わいに驚かされます。

レモンピールの爽やかな苦みと、オーツミルクを使った濃厚なピスタチオソースが優しくマッチ!
なめらかな口どけが後を引きます。

使われているハーブは、もちろんこちらで育てたもの。
生産状況で使うハーブが変わるので、来る度に新しい発見がありそう!

ハーブやチェリー、レモンをミックスした、甘酸っぱさと、炭酸の清涼感が気分をリフレッシュさせてくれます。
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ちなみに、毎月第3日曜日は「ミートフリーデー」として、ディナーメニューにベジタリアン料理が加わります。
こちらは、ポール・マッカートニーが提唱した「ミートフリーマンデー」に共鳴した取り組みだそうで、週に一度菜食にトライすることで、地球にも、自分にもやさしい選択を提案しているのだとか。
また、17時からのディナータイムには、セレクトされた「自然派ワイン」を中心に、保存料や人工着色料を使わない、天然由来成分にこだわったカクテルなどのアルコールメニューも豊富に揃います。
しかも、ボリュームたっぷりのワンプレートメニューや、見た目も華やかなおつまみ、お子様連れにも嬉しいキッズメニューなど、いつ、誰と来ても楽しめるお料理の数々が嬉しいですよね♪

3階にある多目的スペースには、座りながらゆったりと、農や食にまつわる様々な書籍や絵本が読めるコーナーや、講演会やトークショー、映画の上映会にマルシェイベントなど、多岐にわたって活用される開放的な空間があります。

また、ここで開催されるワークショップの幅はとても広く、クラフトチョコ作りや家庭菜園講座をはじめ、さらには漢方講座や発酵食品づくり体験まで、都会にいながら「農と食」を本気で学べるラインナップが揃っています。
不定期開催になっているので、各講座のスケジュールは、公式サイトのカレンダーで確認してみて下さいね!
4階の屋上フロアには「屋上ファーム」があって、ホップや日本茶、養蜂を実践中。
将来的には、渋谷発のクラフトビールやお茶の販売を目指しているとか……。

現在は通常来園では入場できないのですが、イベント時のみに屋上ファームは開放されるので、それに合わせて来るのもおすすめです。
都会の景色と、豊かな緑の育みを同時に体感できるのは、この施設ならではかもしれません。
日当たりや風通しのいい環境と、植物園のスタッフさんや、常時30名以上が参加しているボランティアさんによって、細やかな手入れがされているそうです。
渋谷で育ったホップから作られるビールは、どんな味わいになるのでしょうか。

最後に、1階の入口の隣にある『ボタニカルショップ』では、オリジナルブレンドのドリップ珈琲や、新鮮な野菜に家庭菜園に必要な道具などが買えます。
全てのフロアを満喫した帰りに思わず欲しくなってしまう物が揃っているので、ここでも長居してしまいました。

いかがでしたか?
渋谷区ふれあい植物センターを出た後は、100円でこれだけの体験ができる場所は、都内でもなかなかありません!
「こんな場所があったんだ!」という驚きと、気軽に緑に囲まれるという体験価値が、ここにはありました。
しかも、入場料はたったの100円。
「なんとなく気になっていた」ならそんな気持ちに従って、まずは100円だけ持って、ふらっと立ち寄ってみてください。きっと思っていた以上の時間が待っているはずです!
そしてお気に入りのスポットになったら、1000円で買える年間パスポートもおすすめですよ。
ふらっとカフェだけ立ち寄ったり、仕事終わりに気ままに植物を眺めたりと、贅沢な使い方がお得に叶います。
そして、渋谷駅・恵比寿駅・代官山駅のいずれからも徒歩圏内という通いやすさもいいので、近くを通ったついでに、というカジュアルな気持ちで立ち寄れるのも、この場所の大きな魅力のひとつです。
渋谷区ふれあい植物センターへのアクセス・営業時間・入園料
訪問前にチェックしておきたい基本情報をまとめました。
アクセス方法や営業時間、入園料などを事前に確認しておくと、当日スムーズに楽しめます。
| 住所 | 東京都渋谷区東2-25-37 |
|---|---|
| 電話 | 03-5468-1384 |
| 開園時間 | 10:00〜21:00(最終入園20:30) |
| 休園日 | 月曜日(祝日または振替休日の場合は翌平日) |
| 入園料 | 100円 |
| アクセス | JR渋谷駅より徒歩9分、JR恵比寿駅より徒歩11分、東急代官山駅より徒歩12分 |
| 公式サイト | https://sbgf.jp/ |

藍 せり
WEBライター
都内を拠点に活動するライター。主に情報誌や著名人のインタビューに携わりながら、自身が訪れた街や旅先の魅力も発信。実際に訪れたからこそ感じられる空気や、時間の流れを大切にしながら、日常の延長で楽しめる身近なおでかけから、旅先で出会う少し特別な風景まで、丁寧にすくい上げます。
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