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「忌引き?証拠見せろ」と疑う非常識な上司。後日、私が出勤時に放った一言で表情が一変【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
身内の不幸を疑う上司
これは私が以前勤めている会社での出来事です。直属の上司は、部下を信用せず、常に高圧的な態度を取ることで有名な人でした。
ある日の朝、祖父の訃報が届き、私は会社に忌引き休暇の連絡を入れました。しかし、電話に出た課長は開口一番、信じられない言葉を吐いたのです。
「忙しい時期に勘弁してくれよ。最近、嘘ついて連休取るやつが多いからな」
身内の不幸を「嘘」だと決めつける上司に、私は震える声で反論しました。
「本当です。お通夜と告別式がありますので、お休みをいただきます」
「はいはい。まあ、後で証拠見せてもらうからな」
電話を切った後も怒りが収まりませんでしたが、さらに私を追い詰めたのはその後のLINEでした。葬儀の準備に追われている最中、スマホが何度も震えました。
『おい、引き継ぎの資料どこだ?』
『忌引きだからってLINE無視するなよ』
『申し訳ありません。共有フォルダに入っています』
『わかりにくい。あと、本当に葬式なら証拠写真を送れ』
『嘘だったら減給な』
非常識すぎるメッセージに涙が溢れました。私はスマホの電源を切り、祖父との最期の時間を大切に過ごすことにしました。
たった一言で立場が逆転した瞬間
忌引き明け、重い足取りで出社すると、課長がニヤニヤしながら近づいてきました。
「よお、リフレッシュできたか? で、証拠は? ちゃんとあるんだろうな」
皆の前で恥をかかせようとする魂胆が見え見えです。私は鞄から会葬礼状を取り出し、彼の手のひらに載せました。
「こちらになります」
鼻で笑いながら礼状を見た課長の動きが、ピタリと止まりました。 そこに書かれていたのは、親会社であるグループ企業の「会長」の名前だったからです。
「え……? 〇〇会長……? いや、まさか同姓同名か?」
顔面蒼白になり、脂汗を浮かべて私を見る課長。 私は彼を真っ直ぐに見つめ、静かに、しかしはっきりと言い放ちました。
「いえ、祖父です」
その一言で、課長は言葉を失い、その場にへたり込みました。
「祖父が生前、気にしていましたよ。『あの課長は部下を大切にしているか?』って」
その後、課長の日頃のハラスメント行為が明るみに出て、彼は閑職へと異動になりました。天国の祖父が最期に守ってくれたのだと信じ、私は今も仕事を続けています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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