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「理由は聞かずに10万貸して欲しい」と友人からのLINE。後日判明した金を借りた理由。実は【短編小説】
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金を貸して欲しいと頼む親友
休日の昼下がり、のんびりとテレビを見ていた私のスマホが短く振動しました。
画面に表示されたのは、高校時代からの親友である彼女からのLINE。
しかし、その内容はあまりに唐突で、私の心臓を跳ねさせるには十分すぎるものでした。
「理由は聞かずに10万円貸してほしい。来週には絶対に返すから」
普段の彼女は、金銭感覚が誰よりもしっかりしています。
割り勘の1円単位まで気にするような子が、理由も告げずに大金を求めてくるなんて。
「もしかして、アカウント乗っ取り?」 一瞬、そんな疑いが頭をよぎりました。
私は迷いました。詐欺だったらどうしよう、変なトラブルに巻き込まれていたら……。
でも、もし本当に切羽詰まっているなら、彼女を見捨てたくない。
数分間の葛藤の末、私は震える指で銀行アプリを開き、彼女の口座に10万円を送金しました。
「送ったよ。何かあったらすぐ言ってね」 そう送信すると、すぐに「ありがとう! 助かった!」と返信があり、それきり連絡は途絶えました。
そして一週間後
「お礼がしたいから」と呼び出されたカフェで、彼女は申し訳なさそうに白い封筒を差し出しました。
中にはきっちり10万円。
「本当にありがとう。あの時はどうしても急ぎで現金が必要で……」 彼女がスマホを取り出し、画面を見せてくれました。そこに映っていたのは、包帯を巻いた小さな子猫の写真でした。
「散歩中に怪我してる子を見つけて。緊急手術が必要だったんだけど、その病院が現金払いしか対応してなくて……手持ちがなかったの」 「えっ、猫? なんだ、てっきり借金取りに追われてるのかと……」 拍子抜けして私が笑うと、彼女も「ごめんごめん!」と笑いました。
「理由を言ったら、動物好きなあんたのことだから『返さなくていい』って言い出すと思って。それじゃ私の気が済まないから」
その言葉に、私は呆れつつも胸が温かくなりました。
理由を聞かずに貸したお金は、小さな命を救うためのバトンだったのです。
「次は猫ちゃんの快気祝いね」 そう言って二人で飲んだコーヒーは、いつもより少し甘く感じました。
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
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※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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