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【ラス婚したかったのに…】57歳独身女性が婚活アプリで“完全に心が折れた”決定的な出来事

57歳、独身、ひとり暮らし。
これまでずっと仕事に打ち込んできた。結婚を意識したことも何度かあったけれど、気づけば50代も後半に差しかかっていた。
「このままひとりで人生終えるのかな…」
そんな不安をふと感じたとき、友人からすすめられたのが、中高年向け婚活アプリだった。
最初は半信半疑。でも、プロフィールを丁寧に書き、写真もスタジオで撮り直して、意を決して登録した。
“ラス婚”──人生最後の恋を、見つけたい。それが本心だった。
「○○さんって、家事できますか?」初回メッセージで心が萎えた
登録して2日目、早速何人かの男性からメッセージが届いた。
だが、その中に、思わずため息が出た相手がいた。
「初めまして。○○と申します。家事はどのくらいできますか?掃除・洗濯・料理、一通りできますか?」
「実は、再婚で。前の妻は家事が苦手で大変だったんです」
「仕事はしていませんが、母の介護があります。支えてくれる方を探してます」
……一言も「あなたに興味があります」とは書かれていなかった。
プロフィール写真はスウェット姿の自撮り。年収は“非公開”、趣味は“なし”。
「私は、家政婦でも介護士でもないんだけど」
その一言が喉まで出かかった。
「いい人がいない」のではなく、「人として見られていない」感覚
その後も、似たようなメッセージが続いた。
「自分の年齢をわきまえて」と言わんばかりの男性、
「料理が得意な女性と出会いたい」とだけ書かれたプロフィール、
「身体の相性を重視したい」と初対面で言ってくる人までいた。
誰も、私という人間に興味を持っていない。
年齢、家事スキル、外見、“スペック”ばかりを値踏みされているようだった。
婚活アプリを閉じて、心がスーッとした
3週間が経ち、私はアプリをアンインストールした。
「もう無理」と思ったわけじゃない。ただ、“これは違う”と確信した。
誰かと出会いたい気持ちは、本物だった。
でも、自分を消耗してまで手に入れたい関係ではなかった。
“最後の恋”は、“最後の我慢”じゃなくていい。
“ラス婚”に疲れたあなたへ
中高年の婚活は、簡単じゃない。
でも、それは「年齢のせい」じゃない。
“あなたを大切にしようとしない人”に、これ以上、心をすり減らさないで。
愛されたいのなら、まずは自分を安売りしないこと。
“誰でもいい”と思う人に、“大切にされる”ことなんて、ないのだから。
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