GLAM Editorial

【薬剤師監修】ハリを失った髪の毛を復活させる方法とは?

 

年齢を重ねると、少しずつ髪の毛のハリが失われます。
ハリが失われた髪の毛はボリューム感も少なくなり、ぺたんこになってしまいますよね。
そのような状況を防ぐために、髪の毛がハリを失う原因や健やかな髪の毛を取り戻す方法を、「あんしん漢方」薬剤師の山形ゆかりさんに教えていただきました。

1. 髪の毛がハリを失う原因は?

髪の毛がハリを失う主な原因は2つです。

1-1. 外部からのダメージ

髪の毛のハリは、パーマやヘアカラー、紫外線といった外部からのダメージで失われます。
外部からの刺激によって髪の毛を保護するキューティクルが失われ、さらにダメージを受けやすくなるでしょう。

 

その結果、髪の毛の組織が傷つき、ハリを失った元気のない髪の毛になってしまいます。

1-2. 生活習慣の影響

生活習慣によって髪の毛のハリが失われることもあります。
栄養バランスが偏っていると、健康な髪の毛を作る栄養素が不足し、ハリのない髪の毛が生えてくるでしょう。

 

また、栄養不足以外の要因が髪の毛に悪影響を与えることもあります。
毛穴汚れの蓄積や頭皮の血行不良、睡眠不足も健やかな髪の毛の大敵です。

 

これらは、髪の毛を生み出す元になる「毛母(もうぼ)細胞」の成長を邪魔する要因となるので注意しましょう。

2. 健やかな髪の毛を取り戻す方法は?

健やかな髪の毛を取り戻す方法を2つ紹介します。

2-1. 頭皮の血行を促進する

頭皮が固くなると血行が悪くなり、必要な栄養素が髪の毛に届きません。
シャンプーをするときに指の腹で頭皮をマッサージし、血行を改善しましょう。

頭皮マッサージは以下の方法がおすすめです。

 

(1) 5本の指先で頭皮をつかむようにする
(2) 指先の位置を動かさず、頭皮を押した状態で手で3回ほど円を描くように揉みほぐす

 

以上のマッサージを、耳の上から頭の中心に向かって行います。
さらに、指の位置を前後に移動させて繰り返し、全体をマッサージしましょう。
髪の毛を洗うときにマッサージをすることで、徐々に頭皮が柔らかくなり血行が改善します。

2-2. 食生活を見直す

髪の毛のハリを取り戻すためには、髪の毛の組織を作る亜鉛を多く含む食事を摂ることが重要です。
牡蠣やたらこ、豚レバー、牛もも肉、鶏もも肉を意識的に献立に取り入れましょう。

 

また、亜鉛が髪の毛の組織を作る際にはアミノ酸も重要な役割を果たします。
かつお節やごまを普段の食事にプラスするのもいいでしょう。

 

さらに、健やかな髪の毛の生成を促すビタミンの摂取もおすすめです。
ビタミンB2は過剰な皮脂の分泌を防ぐ効果があります。

 

また、ビタミンB6は髪の毛の健康を維持し、ビタミンB12は髪の毛の成長を促進するでしょう。
ビタミンB群は肉類、魚、豆腐に含まれているので積極的に食べてくださいね。

3. ヘアケアには漢方薬の服用もおすすめ

健やかな髪の毛を手に入れるために食生活やシャンプーの方法を見直そうと思っても、毎日行うのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そういった方は、髪質の根本改善が期待できる漢方薬を服用することで、健やかな髪の毛を目指すことができます。

 

健やかな髪の毛のために漢方薬を服用する際には「血流をよくして頭皮や髪の毛に栄養を届ける」「消化吸収をよくして髪に必要な栄養を作る」「髪質の低下の原因となるホルモンバランスの乱れを整える」ものを選びましょう。

 

<髪の毛のハリがほしい方におすすめの漢方薬>

・四物湯(しもつとう):乾燥した皮膚に栄養を与え、頭髪だけではなく、皮膚や爪の不調にも用いられます。(※1)
・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):栄養状態を改善し、頭皮や髪の毛にも栄養を届けます。(※2)
・人参養栄湯(にんじんようえいとう):髪に必要な栄養を作り、血流をよくして頭皮や髪の毛に栄養を届けます。(※3)

 

このように、漢方薬の服用は健やかな髪の毛を取り戻すサポートをすることができます。
ただし、自分の髪の毛の状態や体質に最適な漢方薬を選ぶのは難しいですよね。

 

そんな方は、「あんしん漢方」のサービスを利用するのがおすすめです。
薬剤師がAIを用いて最適な漢方薬を提案してくれるので、漢方薬の知識がない方でも安心して服用できますよ。

 

あんしん漢方

 

4. 健やかな髪の毛を取り戻そう!

髪の毛のハリがなくなると、身支度をしていても暗い気持ちになってしまいますよね。
ですが、年齢を重ねてからでも健やかな髪の毛を維持することは不可能ではありません。

頭皮マッサージやバランスのよい食事、漢方薬の服用で健やかな髪の毛を取り戻し、毎日を楽しく過ごしてくださいね。

 

参考URL
(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ四物湯エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8921

(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ十全大補湯エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8540

(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ人参養栄湯エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9083

 

 

<この記事を書いた人>

 

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。

「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方)

 

 

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