GLAM Editorial

2015.11.25(Wed)

セリーヌ・ディオン、AMA授賞式でパリ同時テロ犠牲者に追悼のパフォーマンスを捧げる

セリーヌ・ディオン

 人気歌手のセリーヌ・ディオン(Celine Dion)が、22日にロサンゼルスで行われた「アメリカン・ミュージック・アワード」(AMA)授賞式で、パリ同時多発テロ事件の犠牲者に追悼のパフォーマンスを捧げた。

 オスカー俳優のジャレッド・レト(Jared Leto)はセリーヌを紹介する際、自身のバンド、サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ(30 Seconds to Mars)がテロの標的となったパリ市内の「バタクラン劇場」で5月にライブを行ったことに触れた。

 「美しく、穏やかで記憶に残るものでした」とジャレッド。「ほんの1日でこれほど変わってしまうものでしょうか」

 ジャレッドはさらに、同時テロで犠牲となった129人の人々に含まれていた、マーキュリー・レコーズのインターナショナル・プロダクト・マネージャー、トーマス・アヤド(Thomas Ayad)さんら音楽関係者にも言及。アヤドさんはイーグルス・オブ・デス・メタル(Eagles of Death Metal)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、キース・リチャーズ(Keith Richards)、メタリカ(Metallica)らとも仕事をしたことがある。

 「会場の中には、あの夜、友人や元仕事仲間がいた人もいるでしょう」とジャレッドは力を込め、「世界で起きていることはすべての人々にとって大事であり、平和は実現できる」と訴えた。さらにシリア難民問題にも直接言及し、アメリカの偉大なリーダーの中には亡命して米国に渡った人々の子孫もいると指摘した。

 「ところで、ここにいる僕たちの多くは移民の息子であり、娘でもあります」とジャレッド。「それにスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)もシリア移民の息子でした」

 セリーヌはステージで仏歌手エディット・ピアフ(Edith Piaf)の名曲「愛の讃歌」を熱唱。バックスクリーンにはパリ市内の写真が映しだされ、多くの観客の目に涙が浮かんでいた。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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