人気コメディ女優のエイミー・シューマー(Amy Schumer, 34)が、「頭のおかしな人たち」による銃の乱射事件に早急な対応を呼びかけている。
7月23日、エイミーの最新作『Trainwreck(原題)』を上映していたルイジアナ州の映画館で59歳の男性が銃を乱射し、2人が死亡、9人が負傷する事件が発生した。エイミーは8月3日、銃による暴力に関して詳しく意見を述べ、犠牲者に追悼の意を捧げた。
エイミーはまたいとこで米民主党上院議員のチャック・シューマー(Chuck Schumer)とタッグを組み、銃の問題に対応する方法についての提案をまとめた。
「重罪犯や精神障害者といった危険な人たちが簡単に銃器を手に入れることができる国で生活したいと思う人はいません」とエイミーはニューヨーク市内で記者団に語ったと米The New York Post紙が伝えている。「反対する人たちはあざけり、『頭のおかしい人たちがおかしなことをするのを止める方法はない』と言うでしょう。でもそれは間違っています。危険な人たちに銃器を渡さないようにするのは必ずできますし、こうした乱射事件は止めなくてはいけません。他に言うべき言葉は見つかりません」
エイミーとシューマー上院議員の提案には、銃器を買う人たちにより厳しい素性調査を求めることが含まれている。
彼女は解決を目指すべき法的な問題に加え、今回の乱射事件で受けた深い衝撃についても語っている。
「なぜあの男性が2人の人生を終わらせ、9人を傷つけるのに、私の映画を選んだのかは分かりませんが、私にとってはとても個人的な問題です」とエイミーは続けた。
この映画とそのフェミニスト的な視点が乱射事件に関係があると思うかと質問されたエイミーは、その可能性も考えたと告白した。
「他のどの映画でも起こりえたと友だちがたくさんのメールで言ってくれていて、そう信じようと思っているけど、私には分かりません」とエイミーは胸中を明かした。「女性が常に多大な暴力の危険にさらされているのは、統計を見ても明らかです。こうした事件が起きると私たちは悲しみ、怒りを覚え、より強く戦う決意を新たにします。今回、初めて銃による暴力について公の場でコメントしましたが、これが最後になることはないと約束します」
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