俳優のジョエル・キナマン(Joel Kinnaman, 35)が、最新作『チャイルド44 森に消えた子供たち』の撮影時に、監督と「怒鳴り合い」の口論になったエピソードを明かした。
ジョエルはダニエル・エスピノーサ(Daniel Espinosa)監督、トム・ロブ・スミス(Tom Rob Smith)原作の同作に出演している。ジョエルは2012年公開の『デンジャラス・ラン』でもダニエルと一緒に仕事をし、友人でもある。しかしだからといって、ことあるごとに意見が対立するのは避けられないようだ。
「撮影の初日で、20人のエキストラとスタッフが部屋にいた。ダニエルがスウェーデン語で僕を怒らせることを言った。それから激しい口論になって、怒鳴り合いになったんだ。彼が部屋を出て行って、僕もそうした」とジョエルは米backstage誌で明かした。「それからお互いに部屋に戻り、『さあ始めよう』となった。お互いによく知っている仲なんだ。口論したからといって不仲になることはないし、一緒に仕事をするときでもほとんど話さないことはある」
ジョエルは『チャイルド44』で同じくスウェーデン出身の女優ノオミ・ラパス(Noomi Rapace)と共演できることにテンションが上がったという。彼女はトム・ハーディ(Tom Hardy)扮するキャラクターの妻を演じている。
同作はトム演じるロシア国家保安省の捜査官レオ・デミドフが、子どもを狙った連続殺人事件を捜査する姿を描く。ジョエル扮するワシーリーは人好きのするキャラクターとは言えないが、「反社会的人物」を演じるチャンスに飛びついたという。撮影は「とても強烈で感情的な夏のキャンプ」だったと話している。
ジョエルはキャリアを通じて大物スターとの共演に恵まれており、来月日本でも公開される『ラン・オールナイト』にはリーアム・ニーソン(Liam Neeson)演じるキャラクターの息子役として出演している。
「『シンドラーのリスト』での彼の演技は忘れられないよ。それに『ラン・オールナイト』は美しく、感情にあふれた脚本だった」とジョエルはつけ加えた。「リアムは必要なしに状況を複雑にしないんだ。くだらないおしゃべりはしない。セットに入り、仕事をする。ストーリーの中の会話を自分の中に引き止めておけば、考えすぎることもない。それはとても強力な演技に使えるんだ」
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