人気アクション『ワイルド・スピード』シリーズなどで知られる俳優のヴィン・ディーゼル(Vin Diesel, 47)が、先日誕生した次女を、同シリーズで共演したポール・ウォーカー(Paul Walker, 享年40)さんにちなんで名づけたことが分かった。
ヴィンの恋人でメキシコ人モデルのパロマ・ジメンネズ(Paloma Jimenez)は今月、第3子となる女の子の赤ちゃんを出産。2人はすでに長女ハニア(Hania)ちゃんと長男ヴィンセント(Vincent)君を授かっている。
ヴィンは次女の名前をポーリーン(Pauline)ちゃんだと明かした。ポールさんは2013年に交通事故で亡くなったが、その後もヴィンの心で生き続けている。
「娘はポーリーンと名づけた」とヴィンは米情報番組「The Today Show」でその由来を明かした。「(ポールは)分娩室にいた。へその緒を切るとき、他にオレの頭の中には誰もいなかった。彼がいるとはっきり感じた。まるで、彼の思い出をオレの家族と世界の一部にするような気持ちだった」
ヴィンは16日、ポーリーンちゃんの誕生を自身のFacebookで発表し、ルイ・アームストロング(Louis Armstrong)の名曲「この素晴らしき世界」を替え歌にして赤ちゃんと一緒に写った画像を公開した。
「赤ちゃんたちの泣き声が聞こえる、成長する様子を見つめる。自分よりもたくさんのことを学んでいく。そして心に思う、なんてこの世界は素晴らしいのだろうと…」とヴィンは書き込んだ。
ヴィンが今もポールさんのことを大切な存在だと思っているのは明らかだ。先日、深夜上映イベントでポールさんの遺作となったシリーズ最新作『ワイルド・スピード SKYMISSION』を紹介する際、ヴィンは言葉につまっていた。
ヴィンはポーリーンちゃんの誕生直後、世界最大の音楽・映画・インタラクティブのイベント「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」に駆けつけ、仕事仲間で友人だったポールさんへ弔いの言葉を述べた。
「これは好きでやっている仕事だった。これまでで最もつらい作品だったとも言える。スクリーン上の関係は本物だからだ」とヴィンは観客に語りかけた。「悲劇が起きたとき、オレは親友を失った。兄弟を失ったんだ」
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