米女優のジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston, 45)が、新作映画『Cake(原題)』で見せたのは女優魂だった。
ジェニファーは同作で亡くなった妻の幻影に悩まされる男性と親しくなるクレア・シモンズに扮し、いつものつやつやした容姿を犠牲にしてボサボサのショートヘアで撮影にのぞんだ。
ジェニファーのヘアスタイリングを担当するジャスティン・アンダーソン(Justin Anderson)はジェニファーの髪を役のために変化させたが、適正なルックスに変えるのは困難だったと認めている。
「『Cake』の役のため、ジェニファー・アニストンのトレードマークでもあるカリフォルニア風ブロンドヘアをダークでくすんだブルネット色にするのは興奮する思いだった(と同時に罪悪感に悩まされた)」とジャスティンは芸能情報サイト「Celebuzz」で心境を明かした。「役としての彼女の髪がきれいであってはいけないので、微妙なさじ加減が必要だった。でもやりがいがあったし、映画を観るのが待ちきれないよ!」
ブロンドはジャスティンの好きなシェードの1つのようで、昨年にはマイリー・サイラス(Miley Cyrus)のブリーチしたブロンドのショートヘアという大胆なイメチェンを手がけた。
明るい髪が自慢の有名人が容姿を劇的に変えることにジャスティンがしばしば驚く理由は、そこにあるのかもしれない。
「『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のマーゴット・ロビー(Margot Robbie)がブルネットにしたときは大ショックだった」とジャスティンはため息をついた。「彼女は究極のブロンド美女だったのに!」
しかしダークヘアの良さを完ぺきに引き出しているとジャスティンが考える有名人は1人いるようだ。
「キム(・カーダシアン、Kim Kardashian)のきらびやかなブルネットは大好きだけど、彼女ほど有名なセレブなら、ときどき髪の色を変えて楽しむのは良いと思う」とジャスティンがつけ加えた。「彼女はブロンドでもゴージャスだった。どんな髪の色でもその良さを引き出せるだろう」
そんなジャスティンは最近、米人気TVシリーズ「ゴシップガール」で知られる女優のレイトン・ミースター(Leighton Meester)が米Nylon誌11月号の表紙を飾った際、ヘアスタイリストを務めた。同号の特集にも登場したレイトンは、髪をクラシックなグラデーションスタイルにしていた。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。