Share
『鳩尾』『踝』『臍』、自分の体の部位なのに漢字で書けない!形の見立てに宿る先人たちの鋭い観察眼と身体漢字の奥深い由来

体の部位の漢字、自分の身体なのに書けない一字
「踝」「臍」「鳩尾」。自分の体の一部なのに、漢字で書かれるとお手上げになる部位、書けない人多いかもしれません。
語源由来辞典や漢字辞典オンラインをめくってみたら、字の中に身近な見立てが、こっそり仕込まれていました。
クイズ:「鳩尾」はどこ
ヒントを3つどうぞ。
・体の中心線にある
・武道では急所として扱われる
・形が鳥のしっぽに似ているのが漢字の由来
選択肢
1.のど仏
2.みぞおち
3.おへその下
4.背中の中央
正解は?
正解は2の「みぞおち」
「鳩尾」=みぞおち。
胸の中央、肋骨(ろっこつ)が分かれるあたりのくぼみのことです。
語源由来辞典によると、漢字の「鳩尾」はこの部分の形が鳩の尾に似ていることに由来し、読みの「みぞおち」は「水落ち(みずおち)」、つまり飲んだ水が落ちる場所がなまった言い方とされています。
「踝」と「臍」、字に潜む見立て
「踝(くるぶし)」は、足へんに「果」を組み合わせた字です。
漢字辞典オンラインによると、足首の両側に丸く突き出た骨の部分を指します。
「臍(へそ)」も、お腹の中央にぽつんとあるくぼみそのものを意味する字で、形と位置がそのまま命名に反映されています。
いざ書こうとすると詰まる漢字
・瞼(まぶた):目の蓋(ふた)
・頬(ほお):顔の側面
・掌(てのひら):手の平
・拳(こぶし):握った手
・眉間(みけん):眉と眉のあいだ
まとめ
足元の骨の丸みを果実に、胸のくぼみを鳩のしっぽに、お腹の中央のへこみをそのまま字にする。
体の部位の漢字には、鏡や水面で自分の体を観察した先人の目線が、まるごと住みついているというわけです。
書き取りに詰まる字ほど、形を眺めてみると、由来がほろりとほどけてくるから面白いものです。
参考
・語源由来辞典「みぞおち/鳩尾」
・漢字辞典オンライン「踝」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
Feature
特集記事

