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実は「五月雨」は5月の雨ではなく旧暦5月(新暦6月)の梅雨!「東風(こち)」も春の季語と決まっている旧暦の言葉の世界

季節の言葉の漢字、旧暦の手触りがまだ生きています
「五月雨を集めて早し最上川」。芭蕉の有名な句ですが、五月雨を「ごがつあめ」と読むと意味が通じません。
コトバンクの解説をのぞいてみたら、これは旧暦5月、いまの6月ごろの梅雨の長雨を指す言葉だと書かれていました。
漢字の中に、旧暦の手触りがしっかり残っています。
クイズ:「五月雨」はいつ降る雨
ヒントを3つどうぞ。
・旧暦と新暦で1か月ほどズレる
・しとしと長く続く雨
・現代でいうと梅雨にあたる
選択肢
1.4月の春雨
2.5月の連休の雨
3.6月ごろの梅雨の長雨
4.9月の秋雨
正解は?
正解
「五月雨」=梅雨の長雨。旧暦5月は新暦のおよそ6月にあたり、しとしと続く梅雨の季節の雨を指します。
「五月雨式」という言い回しも、だらだら長引く様子をたとえた表現です。
「東風」が春の風と決まっているからくり
「東風」と書いて「こち」。コトバンクによれば、東から吹いてくる柔らかな風で、現在の俳句では春の季語と決まっています。
春先に吹くと寒さが緩み、梅や桜の便りを運ぶことから、「梅東風(うめごち)」「桜東風(さくらごち)」といった派生語も生まれました。
漢字ひとつに、春を待つ気持ちが詰まっています。
読めたら俳人レベルの季節の漢字
・時雨(しぐれ):晩秋から初冬の通り雨
・木枯らし(こがらし):冬の冷たい風
・野分(のわき):秋の暴風、台風の古語
まとめ
「五月雨」も「東風」も、旧暦のリズムと俳句の季語にしっかり根を張った言葉です。
天気予報でふと耳にしたとき、漢字の奥に旧暦の暦と季節の手触りが重なっているというわけです。
参考
・コトバンク「五月雨(さみだれ)」
・コトバンク「東風(こち)」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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