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「フライにするのが一番うまいよ」彼とのロマンチックな水族館デート。だが、彼が熱く語った内容に思わずドン引き

「フライにするのが一番うまいよ」彼とのロマンチックな水族館デート。だが、彼が熱く語った内容に思わずドン引き
念願の海遊館デート!しかしロマンチックな空気は一変…
今の夫と付き合って半年ほど経った頃。当時はコロナ禍の真っ只中で、外でのデートすら気を使う窮屈な日々。
「やっと気兼ねなくお出かけできるね!」
「うん、ずっと行きたかった海遊館。すごく楽しみ」
3月になり、ようやく実現した念願の水族館デート。久々のお出かけに、私のテンションも上がりっぱなしです。
巨大な水槽の中を優雅に泳ぐ魚たち。幻想的なブルーの光。
「わあ、見て!あの魚、すごく綺麗な色!」
「本当だね。でもさ、あの隣を泳いでいるやつ……」
無邪気にはしゃぐ私に対し、彼の視線はどこか違う方向へ。
食への執念!?水槽の前で始まったお料理教室
彼が真剣な顔で見つめていたのは、銀色に光る丸々と太った魚。
「あの魚さ、脂が乗っててすごくいい感じ。絶対に三枚におろして、サクサクのフライにするのが一番うまいよ」
「え……フライ?」
水族館で「美味しそう」と言う人は少なくありません。活きのいい魚を見て、ふとお腹が空く気持ちはわかります。
しかし、水槽を見つめる彼の目は、完全に“厨房に立つ料理人”そのもの。
「いや、待てよ。あのサイズなら、アラの部分からは絶対いい出汁が出る。新鮮な身は刺身にして、残ったアラは塩と酒だけでシンプルな潮汁にするのも捨てがたい……」
「ちょ、ちょっと待って!ここ、水族館だよ?」
「うん、わかってる。でも、あんなに状態の良い魚を見たら、どう調理して食べるのが一番美味しいか、自然と考えちゃうよね」
完全に食べる気満々で、具体的な調理法を熱く語り続ける彼。その異様な執念とこだわりに、私は思わずゾッとしてしまいました。
ロマンチックな雰囲気はどこへやら。水槽の前はすっかり彼のお料理教室です。
「食べることに貪欲なガチ勢って、見ている世界が全然違うんだな……」
呆れつつも、妙に感心してしまった瞬間。今となっては笑い話ですが、鮮魚コーナーを見るたびに、あの日の真剣な眼差しを思い出してしまいます。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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