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「ちょっと、そんな適当に放り込んじゃダメよ!」家事のやり方に口を挟んでくる母。終わらない小言に反撃した結果

「ちょっと、そんな適当に放り込んじゃダメよ!」家事のやり方に口を挟んでくる母。終わらない小言に反撃した結果
「ちょっと、そんな適当に放り込んじゃダメよ」終わらない母のお小言
実母との同居生活も長く、私もすでに50代。
昔から折り合いが悪いことは分かっていましたが、一つ屋根の下で暮らしていると、どうしても些細な諍いが絶えません。
何をするにも私のやり方を否定し、自身の絶対的なルールを押し付けてくる母。
これは、そんな息苦しい毎日に、私なりの反撃で終止符を打った時の出来事です。
母が特に口うるさいのが「洗濯」についてです。私が洗濯槽に服を放り込んでいると、必ずと言っていいほど背後に母の気配が。
「ちょっと、そんな適当に放り込んじゃダメよ!」
いつも通りの、容赦のない指摘が飛んできます。
「平気よ、このままでもちゃんと汚れは落ちるから」
「ダメに決まってるでしょ。もっとちゃんと広げて入れないと。ほんとに大雑把なんだから」
母はそう言い捨てると、私がセットした洗濯物をわざわざ外に取り出します。
そして、自分の気が済むように、独自のルールに従って一枚ずつ几帳面に入れ直し始めるのです。
母の目には、私はいつまで経っても「手のかかる子ども」のまま。
私が何を言おうと、馬耳東風といった様子なのです。
笑顔でシャットアウトした日
そして、決定的な出来事がその日の午後に起こりました。
洗濯機を操作する母の手元を見て、私はギョッとしました。
なんと「洗い」の工程だけでなく、「すすぎ」にまでお風呂の残り湯を使おうとしていたのです。
「お母さん、ストップ!まさか、すすぎまで残り湯でやる気?」
慌てて止めに入る私に対し、母は怪訝そうな顔を向けました。
「いいじゃない。お湯はまだこんなにあるんだから」
「最後のすすぎは水道水じゃないと意味がないって。雑菌が戻っちゃうでしょ」
「神経質ねぇ。まだ全然綺麗なお湯なのに、捨てるなんてバチが当たるわ」
「衛生面の話をしているの!お願いだから、最後だけは綺麗な水にして」
必死に訴えても、母の態度は頑なです。
「あなたは本当に贅沢な子ね。もったいないっていう考えがないんだから!」
私の制止を振り切り、強引にスタートボタンを押そうとする母。
いつもなら、私が折れて自室に引っ込み、不満を溜め込むのがお決まりのパターンでした。
しかし、この日の私は違いました。母の手をスッと押さえ、にっこり笑ってこう告げたのです。
「わかったわ。お母さんがどうしてもと言うなら、これからはお互い別々に洗濯しましょう」
「はぁ……?」
「お母さんの分は好きに残り湯を使って。でも私の分は綺麗な水で洗いたいから、今すぐ出すね。増えた分の水道代は私が負担するから、お母さんの『もったいない』もこれで解決でしょ?」
私はそう言いながら、洗濯槽から自分の服だけを手際よくカゴに引き上げました。
「ちょっと、二回も洗濯機を回すなんて電気代の無駄じゃないの!」と慌てふためく母。
「いいのよ。お母さんの『不衛生な節約術』に私を道連れにしないでって言ってるの」
その言葉に、母は顔を紅潮させたまま、ぐうの音も出なくなってしまいました。
自分のやり方を絶対に曲げない母に対し、「それならご自由に。私は付き合いません」ときっぱり線引きをした瞬間。
胸の奥に澱んでいた不満が、嘘のようにスッと消え去っていくのを感じました。
分かり合えない親を説得しようとするから苦しい。それなら、物理的に「分けて」しまえばいい。
これが、私が見つけた母との平和な戦い方でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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