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「旅行の写真送るね!」友人に写真を共有。半年後、友人から届いた面倒臭いお願い事とは【短編小説】
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「旅行の写真送るね!」友人に写真を共有。半年後、友人から届いた面倒臭いお願い事とは【短編小説】
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
友人との南国旅行
半年前に女友達と二人で訪れた、三泊四日の南国旅行。
エメラルドグリーンの海に、豪華なディナー。
スマホのフォルダがパンパンになるほど、最高の思い出を詰め込んだはずでした。
帰宅後、私は疲れも見せず、膨大な写真の整理に着手。
ピンボケを省き、色味を調整。
百枚以上の厳選ショットをメッセージアプリのアルバム機能で共有しました。
「旅行の写真送るね!」
「最高の思い出をありがとう!一生の宝物にするね!」という彼女の返信。
その言葉に、頑張って整理して良かったと、心から満足していたあの日。
半年後の唐突なお願い
しかし、半年が過ぎたある日のこと。
彼女から届いた一通のメッセージに、私は耳を疑いました。
「ねえ、あの時の旅行の写真、もう一回全部送ってくれない?」
あまりに唐突なお願い。
「あれ、送ったよね?」
理由を尋ねると、彼女は平気な顔でこう言い放ったのです。
「保存期限が切れちゃってさ。あの時、スマホの容量がいっぱいで後回しにしてたら忘れちゃったんだよね(笑)」
(笑)、ではありません。百枚以上の写真を再度選別し、通信量を使って送り直す手間を、彼女はどう考えているのでしょうか。
保存期限があることはアプリにも明記されていたはず。何より、私の費やした数時間を軽視するような態度に、モヤモヤとした感情がこみ上げました。
「また送り直すの、結構な手間なんだけど……」
控えめにそう伝えても、返ってきたのは追い打ちの一言。
「えー、ポチッとするだけでしょ?ケチケチしないでよ(笑)」
この瞬間、私の中で何かが音を立てて弾けました。
私の親切を「当然の権利」だと思い込み、私の労力を「無料のサービス」としか見なさない傲慢さ。
そんな相手に、これ以上割く時間はありません。
私は静かに、決別の返信を打ち込みました。
「ごめんね、私もスマホのストレージを空けるために、送った後は全部削除しちゃったの。バックアップも取ってないんだ」
実際にはパソコンに保管していましたが、彼女に教える義理などありません。
「えっ、嘘でしょ!?」「冷たすぎない?」と騒ぎ立てる彼女を横目に、私は最後にこう告げました。
「私の数時間の労力は、君にとって『ポチッとするだけ』の価値だったんだね。それなら、もう共有し合う必要もないかな」
その後、彼女とは疎遠になりました。
共通の知人からは「あの子、写真の件で根に持ってるみたいだよ」と耳にしましたが、今の私には痛くも痒くもありません。
自分の時間を大切にしてくれない相手に、二度と私の「宝物」は渡さない。
スマホのストレージを整理するように、自分を尊重しない友人も思い切って「削除」。
今は、南国の海のように透き通った、清々しい気分です。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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