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「勉強のために任せるね!」と仕事を押し付ける教育係の先輩。だが、出張から帰ってきた上司にバレた結果

「若いうちに覚えたほうがいい」と仕事を押し付ける先輩
新卒で入社したばかりの頃、私には5歳年上の女性の先輩が教育係としてつきました。
最初は「頼れるお姉さん」だと思っていたのですが、すぐにその本性を知ることになります。
その先輩は、上司がオフィスにいる時だけは非常に愛想よく、きびきびと働いているように振る舞います。しかし、上司が席を外した途端、デスクで堂々とスマホをいじり始めるような人でした。
さらに困ったのが、定時直前の「仕事の押し付け」です。
定時の5分前になると、彼女は決まって私のデスクにやってきます。
そして、自分がやり残した面倒なデータ入力をドサッと置き、こう言うのです。
「これ、若いうちに絶対覚えたほうがいいから。勉強のために任せるね!」
そう言い放つと、彼女は「お疲れ様〜!」と華やかな格好で合コンへと消えていくのでした。
新人の私は断ることもできず、連日のように彼女の分の仕事を抱え、一人寂しく残業する日々が続いていました。
予定外の来客が、事態を一変させる
ある日の夕方、またしても大量の書類を押し付けられた私は、泣きそうになりながらパソコンに向かっていました。
オフィスにはもう私一人しか残っていません。
すると突然、ガチャンとドアが開き、出張に行っていたはずの部長が予定より早く戻ってきたのです。
部長は私のデスクに積まれた書類の山を見て、不思議そうな顔をしました。
「あれ?なんであなたがその作業をやってるの? それ、◯◯さんの担当案件だよね?」
驚いた部長に事情を聞かれ、私は隠し通すこともできず、正直に答えました。
「先輩から、勉強のためにと引き継ぎました……」
部長はそれ以上何も言わず、険しい表情で自分の席に戻っていきました。
翌朝、重い空気の中で朝礼が始まりました。
すると部長が、全員の前で静かに、しかしはっきりとした口調でこう切り出したのです。
「最近、自分の仕事を後輩に押し付けて、自分だけ定時に帰ることを『指導』だと勘違いしている人がいるようだ」
オフィスの空気が一瞬で凍りつきました。部長の言葉は続きます。
「もし、自分の能力不足で定時までに仕事が終わらないというのなら、担当を減らすから正直に申告するように。会社として、無責任な丸投げは一切認めない」
昨日の今日ですから、誰のことかは一目瞭然です。
横にいた先輩を見ると、顔を真っ赤にして、今にも消え入りそうなほど深く俯いていました。
それ以来、先輩から理不尽に仕事を押し付けられることは一切なくなりました。
「若いうちの苦労」を隠れ蓑にしていた彼女の化けの皮が剥がれた瞬間は、これまでの疲れが吹き飛ぶほど、本当にスカッとしました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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