カナウ

2023.02.18(Sat)

これがサレ妻の新しい復讐法!惚れ直させてから離婚したら〜後編~

浮気は一切許せない! という女性は、ある日夫の会社の知り合いから夫が不倫していることを聞きます。

「一度目に浮気をしたときに、次はないと伝えたはずなのに……」
怒りが限界を超えた女性は、夫への復讐を心に決めます……!

手始めに夫を惚れ直させることにした女性の不倫復讐劇を、赤裸々にご紹介します!

前編をまだお読みでない方はこちらからどうぞ→

復讐の序章。夫にとって完璧な女を演じる

さっそく訪れた夫の誕生日。
思う存分朝寝坊をする夫を、完璧なメイクをした状態で待ち構えると、さりげなく外へ誘い、夫の大好きなハンバーガー屋さんでランチを楽しみます。
それから、まったく興味のないアニメのイベントへ一緒に参加。子どものようにはしゃぐ夫を写真に収めるなどし、満足のいくまでグッズを購入してあげて帰宅。
夜ご飯には、前日から仕込んでおいた夫の大好物のメンチカツと、お気に入りの洋菓子店のモンブランを用意していました。
ご機嫌な夫にワインを勧めると、喜んで1本を空けてさっさと眠りにつきました。
本当はベッドの中で色じかけをする予定でしたが、それをしなくて済んだのはうれしい誤算です。
翌朝も上機嫌で仕事へ向かう夫に、復讐計画の手応えを感じました。

不倫の仕返しのためなら、こんなことだって……

この復讐計画の中には、大変なこともありました。
夫に私が「いい女」であることを植え付けるため、毎日早起きして丁寧にメイクをし、お弁当を作り、仕事が終われば急いで帰ってきてご飯作りをしながら夫の帰りを待ちます。
スキンケアにも、これまで以上に手をかけました。
シャワーを浴びるときに、まとめて適当にやっていた洗顔を見直し、気まぐれにつけていた美容液も欠かさずケアに取り込むように。
美容室へも月に一度は通って髪のお手入れをしました。
週末は夫とデートに出かけてマンネリを防ぎ、これまでにないほど旦那のために時間とお金と労力を使いました。
そうして半年が経つ頃には、何も疑う様子もなく「愛してるよ」と毎晩言ってくれるようになった夫。
彼をどん底へ突き落とす日も指折りです。

決行日。どん底に突き落とされた不倫夫

その日は私の誕生日でした。
どこへ行きたい? と聞く夫に、結婚前に何度か行ったことのあるショッピングモールでのんびりしたい、と伝えると、近くのレストランを調べてディナーの予約まで入れてくれました。
付き合っていた頃並みのおもてなしに、正直、かなり驚いていました。
不倫夫を惚れ直させるためにがんばってきましたが、たったの半年でここまで変わるとは思ってもいません。
ニヤニヤしそうになる頬を押さえながら、サプライズのデザートを食べ終えると「私からもサプライズがあるの」と一枚の封筒を取り出しました。
中身は離婚届。
封筒から取り出して呆然とする夫の目の前で、結婚指輪も婚約指輪もまとめて外すと、テーブルに置きました。

痛快! 言い訳をねじ伏せついに離婚

「早く、サインして。明日出してくるから」
そう言ったときの清々しさといったら、他にありません。
夫はかなり嫌がって「あれからもう浮気なんてしてない!」と言いましたが、結婚前の浮気の話を出すと勢いを失ってもごもごと言い訳をしはじめました。
仕方がないので、弁護士に相談した慰謝料の話をすると、渋々サインをしました。
その後、しばらくはストーカーのようにつきまとってきた元夫ですが、私は早々に新しい男性と付き合い始め、新しい彼に一喝してもらい、今では平和で幸せな毎日を過ごしています。
(廣瀬伶/ライター)

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