カナウ

トキメキが少なくなった時に本当に残る愛情

恋のトキメキが続くのは3年と言われています。恋をした時ドキドキするのは、PEAという一種の麻薬ともいえる神経伝達物質が出るからだと、科学的にも証明されています。(※1)

※1)なぜ「恋の病」は痛いのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20150419-00044964/

トキメキが少なくなるのは、長く一緒にいる事でその伝達物質が減るのではないでしょうか。

中には、何年もラブラブで仲睦まじいカップルや夫婦もいますが、恋人や夫にトキメキがなくなったと悩んでいる女性も多いですよね。パートナーに対して、もうドキドキしない、男性として魅力を感じない、これは別れるべき? と考えてしまう人もいるでしょう。そして、再び恋のトキメキを求めて、他の男性の元へ走ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、トキメキが少なくなった時だから、二人の間に残るものもあります。パートナーに対してドキドキしなくなったからこそ見えてくる大切なものとは、何でしょうか?

安心感

トキメキが少なったということは、一緒にいても特別ドキドキしなくなったということです。
ドキドキしないけれど一緒にいる理由はいろいろあるかもしれませんが、その最たるひとつが「安心感があるから」でしょう。
彼の言葉や行動に一喜一憂していたトキメキ時代に比べると、刺激が少なくて物足りないと感じる人もいるかもしれません。
しかし、トキメキが少なくなっても一緒にいたいと思えるパートナーとは長続きするものです。
彼が平気でオナラをするようになった、自分は彼の前でメイクやファッションをサボるようになった……などは、安心感から気の緩みもあり、お互いに素で接している証拠です。
とはいえ、たまにはオシャレをして待ち合わせデートをするなど、お互いに男女を意識するような工夫も必要だと思います。
それもまた、長続きの秘けつでしょう。

信頼感

付き合いたての頃は相手の気持ちがわからなくて、不安になったりドキドキしたり、駆け引きをしたりすることもあると思います。
付き合いが長くなると、そんなジェットコースターのような恋心も薄れてきて、彼から少しくらい連絡がなくても、なんとも思わなくなったりするものです。
それは、二人の間に確固たる信頼感があり、絆が深まった証拠でしょう。
また、長く一緒にいても不安が拭えないパートナーだと、心配が多すぎて自分の生活すら犠牲にすることになりかねません。
だからこそ、パートナーにドキドキすることが減ったとしても、そこに信頼感や絆が生まれたとすれば、それは嘆くことではなく、二人の関係が次の段階へ進んだということなのです。

男女の枠を超えた人生最強のパートナー

トキメキは少なくなったけれど、安心感と信頼感が増したパートナー関係というのは、男女の枠を超えた人生最強のパートナーと言えるでしょう。
恋愛は人生の一部にすぎません。
幸せな家庭を築きたい、仕事で成功したい、趣味を楽しみたいなど人それぞれ、人生には恋愛の他にも楽しみがあります。
お互いにサポートし合いながら、長い人生を共に歩んでいくのであれば、安心感と信頼感は重要ポイントです。

トキメキを恋愛だけに求めなくていい

トキメキというのは活力になりますし、いくつになっても感じていたいと願う人もいるでしょう。
トキメキ以外に辛いと感じる問題点があるのなら話は別ですが、パートナーにトキメキを感じなくなったからという理由だけで別れてしまったり浮気に走るのは、もったいないと思います。
パートナーは愛しているけれどトキメキが足りないと感じている人は、恋愛以外にトキメイてみてはいかがでしょうか?
夢中になれる趣味や習い事を見つけたり、芸能人のファンになったりするのも良いと思います。
トキメキは何も、恋愛だけの専売特許ではないのです。

さいごに

恋と愛は違うとよく言いますが、愛情というのは、恋人に対してだけではなく、親や兄弟、子供、動物にも向けられる感情です。
トキメキが少なくなった時に残った愛情には、ドキドキも高揚感もないかもしれませんが、安心感と信頼感、確かに絆と心地よさで溢れていることでしょう。
安心感や信頼感があるからこそ、お互いに自由でいられるということもあります。
そして、そんな安定した関係は、自然と自分の自信にもつながりうるのです。
そうした関係が築けているなら、たとえトキメキが少なくなっても、お互いの愛情が深ければ、パートナーと豊かな実りある人生が歩めるのではないでしょうか。
(ライター/キタミカ)

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