ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)さんの娘ボビー・クリスティーナ・ブラウン(Bobbi Kristina Brown, 享年22)さんがジョージア州のホスピス施設で亡くなるまで看護をしていた女性が、看護師を詐称していた容疑で逮捕された。
ホイットニーさんとR&B歌手ボビー・ブラウン(Bobby Brown)の間に生まれたボビーさんは7月、ピーチツリー・クリスチャン・ホスピスで息を引き取った。彼女はその約半年前、ジョージア州ロズウェルの自宅バスタブの中で意識不明の状態で発見された。
ここへ来てボビーさんの死をめぐる状況に新たな展開が起きている。警察は彼女の看護を担当していたタイヲ・ソバモヲ(Taiwo Sobamowo)容疑者を身分詐称の疑いで逮捕した。
ソバモヲ容疑者は看護師免許の偽造と無免許の容疑もかけられていると地元TV局「Fox 5」が報じた。先週のうちにノースカロライナ州ラリーで拘束されたという。
同容疑者はピーチツリーなどにスタッフを派遣している「ホームステッド・ホスピス・緩和ケア」での雇用を解除されており、担当する州当局に通知された。
ソバモヲ容疑者の仕事がボビーさんの看護に影響があったかどうかは不明だが、警察は彼女が有名人の子息に近づくためだけにピーチツリーでの職を得たとはみていないようだ。
遺族は今回の逮捕についてコメントしていない。しかし逮捕が報じられる前日には、おばのパット・ヒューストン(Pat Houston)らはボビーさんが自宅で溺死寸前で発見される前に、トラブルを抱えていた彼女をリハビリ施設に入所させるつもりでいたと報じられていた。
「クリッシー(ボビー)がトラブルで苦しんでいると本当に分かった時、対応を取る計画を立てていました」とパットは米エンターテイメント情報番組「Entertainment Tonight」で告白している。「でも遅すぎたのです」
ボビーさんの恋人ニック・ゴードン(Nick Gordon)は、裁判所によって共同後見人に指名されていたベデリア・ハーグローブ(Bedelia Hargrove)弁護士により不法死亡の訴訟を起こされている。ハーグローブ弁護士はボビーさんとニックの関係が当時、不安定さを増していたと主張。1月31日夜にバスタブで意識不明に陥ったのはニックが彼女に与えた「毒カクテル」が原因だと指摘した。ニックの弁護士はこうした主張を批判している。
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