俳優のトム・ハンクス（Tom Hanks, 56）が、息子のラップミュージックを大好きとは言えないと認めた。
2度のアカデミー賞（R）受賞歴を誇るトムと妻で女優のリタ・ウィルソン（Rita Wilson）の間に生まれたチェスター（Chester, 24）は、チェット・ヘイズ（Chet Haze）という名前でラップ歌手として活動している。
トムは歌詞の好みは息子とは全く違うと認めつつも、チェットの実績や、世に出て「実行している」ことに誇りを感じることに違いはないとも話している。
「正直に言うと、曲で使われている言葉のいくつかは聞くに堪えないものがあるけど、それは息子の曲だけじゃないし、他にやっている人は大勢いる」とトムは24日に開催された米New York Daily News紙主催の「アメリカン・スピリット・アワード」賞の会場で語った。「息子がちゃんと実行しているところが好きだ。のんびり座って電話が鳴るのを待ったり、誰かに誘われるのを待っていたりする人たちが大勢いるのに、息子は実際にやっている。それも6年前からやっているんだ」
チェットは昨年、コカイン中毒でリハビリ治療を受けているが、有名人である家族のサポートのもあり、順調に回復中だ。
他にもリタとの間に息子トルーマン（Truman）を、最初の妻で女優のサマンサ・ルイス（Samantha Lewes）との間に息子コリン（Colin）と娘エリザベス（Elizabeth）をもうけているトムは、子どもたちが他人に頼らず、父親の援助やアドバイスを求めたことがないと力説し、「そうあるべきだ」と語った。
「子どもたちが成功する秘密の情報なんてない。いつも『できたと思ったら見せて』と言っている。そして子どもたちはできたと思ったところで私に見せにくる。私にできるのは、子どもたちの作ったもののファンであることだけだ」とトムは説明した。「誰かに成功の秘けつを授ける秘密なんてない。あったら良かったけどね」
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