『ゼロ・ダーク・サーティ』などで知られる女優のジェシカ・チャステイン（Jessica Chastain）は、『レ・ミゼラブル』でオスカー助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイ（Anne Hathaway, 31）を批判する向きを痛烈に非難した。
2人は危機に陥った地球を救うため新たな銀河系を発見するミッションを描く、クリストファー・ノーラン（Christopher Nolan）監督のSF大作『インターステラー』で共演している。
ジェシカとアンは同作のヨーロッパプレスツアーの一環で行われたロンドンでの記者会見で、同じく共演のマシュー・マコノヒー（Matthew McConaughey）、マイケル・ケイン（Sir Michael Caine）らと質疑応答に参加。キャスト陣はアンと一緒に仕事をするのはどんな感じなのかと質問を受けた。役者の中にはアンと同じ現場にいるのを「嫌う」のもいるのではと暗にほのめかした質問だったため、ジェシカは即行で彼女を擁護した。
「アン・ハサウェイはすごくステキで、そういうことを言う人たちは彼女をいじめているだけ。悪意があるバカな連中だわ。彼女は本当にステキで、才能にあふれ、知的で、心が広く、そして美しい。彼女とは何度でも共演したいくらい」とジェシカがCover Mediaに熱く語ると、観客席から大歓声が上がった。
「そんなのすごく変な話だわ。あなたがジェシカの次に私を指名したとき、そういう質問をするんじゃないかと思っていた」とアンは質問した記者に語りかけ、ジェシカに向き直った。「でも、本当にありがとう。すごくやさしいのね」
主演のマシューも同じくアンを絶賛。アンとの共演は初めてで、その一瞬一瞬を大いに楽しんだという。
「プロ意識が徹底し、完全に役作りができている」とマシューは説明し、テイクごとにアンの演技が良くなっていったとつけ加えた。「同じ演技は二度としない。役者にとってバリエーションの豊富さは本当にすばらしい点だということを思い出した」
アンはお返しに、宇宙を一緒に旅するにはマシューが最適だとほめちぎった。アンは同作で科学者のアメリア・ブランドに扮し、マシューが演じるクーパーと共に宇宙へと旅立つ。
「マシューは集中力を決して失わなかったし、私たちが宇宙へ行く理由を見失わなかった。でも、だからといって撮影が楽しくなかったわけじゃない。彼はいつも面白い話をしてくれるし、すばらしく、そして波瀾万丈の人生を送ってきただけに、どうやって今まで生きてきたのか細かいことを聞くのが本当に楽しかったわ」とアンが笑顔を見せた。
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