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実は『ミツバチ』は踊って花の場所を伝えていた!方角と距離を「8の字ダンス」で伝えるノーベル賞受賞研究の真相

ミツバチは「ダンス」で方角と距離を伝えている
ミツバチが蜜のある花畑を見つけたとき、仲間にどうやって場所を教えていると思いますか。
実は彼ら、巣箱の中で踊るダンスで「方角」と「距離」を仲間に伝えているのだそう。
しかもこの発見はノーベル賞にまでなった一大研究。農研機構や玉川学園の解説をのぞいてみたら、小さな昆虫の伝達精度に目を見張りました。
花の場所を伝える「8の字ダンス」
セイヨウミツバチが用いるのが「8の字ダンス(尻振りダンス)」と呼ばれる行動です。
腹部を振動させながら直進する動きを8の字を描くように繰り返します。
この情報伝達を解明したのが、オーストリアの動物行動学者カール・フォン・フリッシュ。その功績で1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
その地道な観察が、昆虫の世界に「言語」と呼べる仕組みがあることを示したのです。
直進の角度が「方角」、時間が「距離」
仕組みはとても精密です。
巣箱の鉛直方向(重力の反対側)を「太陽の方向」と読み替え、ダンスの直進部分が傾いた角度で、巣から見た花畑の方角を伝えるとされます。
さらに直進している時間が距離に対応し、ダンス継続1秒間がおよそ1kmに相当するそう。
たとえば右に30度傾いて2秒踊れば「太陽から右30度の方向に約2km先」というメッセージになるわけです。
仲間はダンスで進路を決める
巣箱の中は基本的に真っ暗。
それでも追従するハチたちは、踊り手に体を寄せて振動や向きを読み取り、外に出てから太陽の位置を基準に飛び立つとされています。
良い花畑ほどダンスは活発になり、繰り返し回数も増えるのだとか。
羽音を立てて飛ぶ小さな体に、こうした精度の高い伝達手段が備わっているのです。
まとめ
方角を角度で、距離を時間で表す。
ミツバチの8の字ダンスは、ノーベル賞の対象になったほどの発見だったのです。
庭先で羽音を立てる一匹の向こうに、巣箱で踊る何百匹もの仲間がいると思うと、にぎやかな世界がそこにあるのだなと感じます。
参考
・農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)「ミツバチの尻振りダンスを自動解読」
・玉川学園「玉川豆知識 No.58 ミツバチ」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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