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「ついでにゴミも捨てといて」入社3年目、私を専属の雑用係扱いする先輩。絶望の淵から救ってくれたのは

「ついでにゴミも捨てといて」入社3年目、私を専属の雑用係扱いする先輩。絶望の淵から救ってくれたのは

入社3年目、私を縛り付ける「見えない業務」

「これ、急ぎでよろしく。あ、ついでにそこのゴミも捨てといてくれる?」

この会社で事務職に就いてから3年が経ちました。しかし、同じ部署にいる40代の男性先輩からの扱いは、新人の頃から何一つ変わっていません。

備品の補充にシュレッダー掛け、果ては彼自身のデスクの片付けまで、まるで私を専属の雑用係か何かと勘違いしているようです。

「……承知いたしました」

配属されたばかりの頃は「これも下積みのうち」と耐えてきました。

しかし、3年経っても状況は良くなるどころか悪化するばかり。不思議なことに、先輩は他の社員には一切頼み事をせず、標的は常に私一人なのです。

(また私なの……?)

理不尽さに苛立ちが募るものの、職場の空気を悪くしたくないという思いから、私はいつも笑顔を引きつらせては要求を呑み込み続けていました。

突然の反撃、そして訪れた平穏な日々

限界が近づいていた、ある日の午後のこと。私のデスクに、見上げるほど高く積まれた書類の山が乱暴に置かれました。

「これのデータ入力、今日中に終わらせといて。じゃあよろしく」

定時までに到底終わるはずのない分量を前に、私が絶望で目の前を暗くした、まさにその瞬間でした。

「君、ちょっと待ちたまえ。それは本来、君自身が処理すべき案件ではないのか?」

凛とした声がフロアに響き渡りました。声の主は、偶然通りかかった部長でした。

「あっ、いえ!これは彼女の業務の一環と言いますか、いつもお願いしていることでして……!」

突然の咎めに、先輩は明らかに動揺し、しどろもどろな言い訳を並べ立てます。しかし、部長の鋭い視線は誤魔化せません。

「後輩に責任を押し付ける暇があるなら、自分の手で終わらせなさい」

部長の毅然とした言葉が空気を切り裂きました。すると、これまで静観していた同僚たちも、堰を切ったように立ち上がってくれたのです。

「部長のおっしゃる通りです。いつも彼女にばかり負担をかけて、見ていて不快でした」

「ええ、私たちもずっと気になっていたんです。いくらなんでも度が過ぎていますよ」

思わぬ四面楚歌の状況に、先輩は顔を茹でダコのように真っ赤にして絶句。一言も反論できず、逃げるように自分の席へと戻っていきました。

この事件以降、先輩の態度は劇的に変わりました。私に一切の雑用を押し付けてこなくなり、むしろ腫れ物でも触るかのように気まずそうに距離を取るようになったのです。

(声を上げる勇気も必要だったんだな)

長年抱えていた心の重荷がすっと下りていくのを感じました。

波風を恐れて耐えるだけだった自分を少し反省するとともに、今では本来の業務に全力で打ち込めています。

何より、あの時味方をしてくれた同僚たちとの連帯感も生まれ、今は信じられないくらい快適な毎日を送っています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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