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「嘘でしょ、ここで…?」スーパーのレジで謎の行列。進まない原因は会計後の、客の信じられない行動にあった

「嘘でしょ、ここで…?」スーパーのレジで謎の行列。進まない原因は会計後の、客の信じられない行動にあった
ピタッと止まった列。視線の先にいたのは…
スーパーでの買い物を終え、急いで夕食の準備に取り掛かろうとレジに並んでいた時のことです。
「ん?どうして進まないんだろう」
前のお客さんはとうに支払いを終えているはずなのに、なぜか列が前へと進みません。
何事かと前方を窺うと、目を疑うような光景がありました。
私の前にいた若い男性が、会計済みのカゴを袋詰め台に置いたまま、食い入るようにスマホの画面を見つめていたのです。
両手は完全にスマホに塞がれており、商品を袋に詰めようとする素振りは微塵もありません。
「まさか、こんな所でスマホいじってるの?」
後ろを振り返れば、重いカゴを持ったお客さんたちが長蛇の列を作っています。レジの店員さんも困惑顔で男性に視線を送っていますが、直接「どいてください」とは言えずにためらっている様子でした。
「お願いだから早くどいてよ……」
心の中で不満をこぼしつつも、直接注意してトラブルになるのは避けたい。
周囲からも苛立ちのオーラがヒシヒシと伝わってきて、私のストレスも爆発寸前になっていました。
ピリピリした空気を救った、凛とした一言
その時でした。私のすぐ後ろに並んでいた、小柄なご年配の女性が静かに列を離れました。
そして、スマホに没頭する男性のそばに歩み寄ると、トントン、と遠慮がちに肩を叩いたのです。
「ねえ、そこのお兄さん」
突然のことにビクッと肩を跳ね上がらせ、振り返る男性。
逆ギレされるかも……! と私はギュッと身構えました。ところが、ご年配の女性は全く声を荒げることなく、とても穏やかに、しかし芯のある声でこう告げたのです。
「後ろがつっかえちゃってるから、携帯いじるのは後にして、場所を譲ってくれないかな?」
その言葉にハッとした男性が周りを見渡すと、そこにはイライラを募らせた大勢の客の姿が。ここでようやく自分のしでかしたことに気づいたようです。
「っ、申し訳ありません!」
男性は慌てた様子でスマホをしまうと、周囲に何度も頭を下げながら、カゴを抱えて空いている端の台へと足早に移っていきました。
「お待たせしちゃって悪かったわねぇ」
ご年配の女性は、自分は何も迷惑をかけていないにもかかわらず、私や周りの客にニッコリと微笑みかけて列に戻られました。
その洗練された振る舞いと優しい気配りのおかげで、先ほどまでのピリピリした空気は嘘のように消え去りました。
勇気ある行動のおかげで、私の胸のつかえもすっきりと下りた出来事です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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