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「ふざけんなよ!お前が全部ぶち壊したんだろうが!」仏のように優しかった夫の素顔。加速するモラハラに支配された5年間
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「ふざけんなよ!お前が全部ぶち壊したんだろうが!」仏のように優しかった夫の素顔。加速するモラハラに支配された5年間
優しかった彼
思い描いていた甘い新婚生活は、入居したその翌日に粉々に砕け散りました。
交際中の彼は、拍子抜けするくらい穏やかで優しい人。
「君が笑顔でいてくれるのが一番だよ」と、自己主張よりも常に私の気持ちを優先してくれる、少し気弱なほどの男性でした。
彼と一緒なら、きっと穏やかで温かい家庭が築ける。そう固く信じていた私の期待は、新居での生活が始まった瞬間にあっけなく裏切られたのです。
一緒に暮らし始めた、まさにその翌日のこと。
ほんの些細なすれ違いから口論になった瞬間、彼の表情が一変しました。今まで見たこともない、憎悪に満ちた冷酷な顔つき。
「ふざけんなよ!お前が全部ぶち壊したんだろうが!」
突然、部屋の空気を切り裂くような怒号が響き渡りました。
狂ったように声を荒らげる彼を前に、私はただ怯えて立ちすくむことしかできません。
昨日まで私を包み込んでいたあの優しさは、一体どこへ消えてしまったのか。あまりの変貌ぶりに、今すぐ荷物をまとめて実家へ逃げ帰りたくなった衝動を鮮明に覚えています。
その後も些細なことで激怒される日々が続き、私はたまらず友人に打ち明けました。
「最近、彼の怒り方が異常に思える時があって。私が怒らせるような言い方をしてるって責められるんだけど……」
「ちょっと待って、それ絶対におかしいよ。なんだかマインドコントロールされてない?」
友人の指摘に戸惑いつつも、その頃の私はまだ「夫婦の衝突なんてよくあること」と無理やり自分を納得させていました。
しかし1年後、再び彼女に現状を相談した際、返ってきたのはより切実な警告でした。
「……はっきり言うけど、それ完全にモラハラだよ。早く目を覚まして」
止まらない言葉の暴力
子供を授かり、結婚生活も5年目に突入した頃。
彼の刺々しい態度は丸くなるどころか、ますます凄惨なものになっていきました。
仕事のプレッシャーも相まってか、一度怒りのスイッチが入ると、もう感情のコントロールがききません。
ある日のこと。私の些細なミスを執拗に責め立てていた彼は、射抜くような鋭い視線を私に向け、地を這うような低い声でこう吐き捨てました。
「お前って奴は、本当に人を苛立たせる天才だな。……絶対に許さないからな」
心臓が凍りつくかと思いました。
冗談でも脅しでもない、底知れない冷酷さを感じる響き。
「……どうしてそんな酷いこと言うの? 怖すぎるよ、やめて」
「はあ? 腹が立ったから口に出しただけだろうが。いちいち大げさに騒ぐなよ」
本人は「ただ口走っただけだ」と開き直っていましたが、その言葉の刃は、私の心に決して消えない深い傷を刻み込みました。
今では、玄関のドアが開く音や彼の足音が聞こえるだけで、動悸が激しくなり、身体の震えが止まらなくなります。
「今日は不機嫌じゃないだろうか」「地雷を踏むような真似はしていないだろうか」。
あの優しかった頃の彼が戻ってくる奇跡を祈りながら、顔色を窺う毎日。
しかし、常に背後につきまとうこの重苦しい恐怖に私は限界を迎えていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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