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【頭の体操】世界で一番「母国語人口」が多いのはどっち?英語?中国語?

「世界で一番話されている言葉は?」と聞かれたら、多くの人が「英語」と答えるでしょう。
ハリウッド映画、インターネットの世界共通語、ビジネスの公用語……どこを見渡しても英語が溢れています。
では、質問を少しだけ厳密にしてみましょう。
「世界で一番『母国語(第一言語)としている人口』が多いのは、英語でしょうか? 中国語でしょうか?」
私たちの直感は、「確かに中国は人口が多いけれど、アメリカやイギリス、オーストラリアに加えて、世界中で英語を母国語にしている人を全部足せば、英語が勝つか、良い勝負になるのでは?」と囁くかもしれません。
結論:圧倒的に「中国語」の圧勝。しかも英語は2位ですらない
結論から言うと、母国語人口においては「中国語(北京語/マンダリン)」が圧倒的な1位です。
さらに驚くべきことに、英語は2位ですらありません。ランキングを見てみましょう。
第1位:中国語(マンダリン) 約9億3,000万人
第2位:スペイン語 約4億8,000万人
第3位:英語 約3億8,000万人
中国語が英語の2倍以上のスコアで圧勝しているだけでなく、実は「スペイン語」の方が英語よりもネイティブスピーカーが1億人も多いのです(中南米の多くの国で話されているためです)。
参考:Ethnologue「最も話されている言語」
なぜ私たちは「英語が圧倒的1位」だと錯覚するのか?
英語の母国語人口が第3位だなんて、にわかには信じがたいですよね。なぜ私たちは錯覚してしまうのでしょうか。理由は非常にシンプルで、「第二言語として話す人」の数が多いからです。
ネイティブスピーカー(母国語)だけでなく、「学校で習った」「仕事で使っている」という非ネイティブスピーカー(第二言語)も含めた「総話者数」でランキングを作り直すと、世界は一変します。
第1位:英語 約14億5,000万人
第2位:中国語 約11億2,000万人
第3位:ヒンディー語 約6億人
まとめ
私たちは「よく耳にするもの」「世界中で影響力があるもの」を、そのまま「ルーツ(母国語)としている人が多い」と混同してしまいがちです。
ビジネスにおいても、「影響力(総話者数)」と「コアなファンや発祥(ネイティブ)」は全く別の指標になります。表面的な「広がり」だけでなく、その中身が「ネイティブ」なのか「後天的なユーザー」なのかを分解してデータを見ると、全く違う世界の勢力図が見えてきますね

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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