Share
「暇でしょ?赤ちゃん見てて」と毎回頼んでくる義兄夫婦からの連絡が突然途絶えた驚きのワケ【短編小説】

義兄夫婦からの嫌なお願い
私は在宅でフリーランスの仕事をしています。
そのせいか、夫の兄夫婦…つまり義兄と義姉にとって、私は「いつも家にいて暇な人」に見えていたようです。
週末、平日問わず、彼らから連絡がきます。
「ごめん、今日暇でしょ?赤ちゃん見てて」 決まってこのセリフから始まります。
甥っ子や姪っ子は可愛いのです。
でも、私だって「仕事中」です。在宅勤務とはいえ、締め切りもあります。
しかし、一度断ると「家にいるのに冷たい」と不機嫌になられ、夫との関係もギクシャクしそうで、ついつい「1時間だけなら…」と引き受けてしまう日々。
それが私にとって、本当に大きなストレスでした。
連絡が止まったワケ
それが、ある日を境に、ピタッと。
あれだけ頻繁だった連絡が、本当に綺麗に途絶えたのです。
最初は「どうしたんだろう?」「何か怒らせたかな?」と少し不安でしたが、正直に言えばホッとしました。
静かな日々が1ヶ月ほど続いたころ、夫が義実家(夫の両親の家)に寄ったついでに、その理由を聞いてきてくれたのです。
驚きのワケは、なんと「義母」でした。
私がいつも義兄夫婦に子守りを押し付けられていることに、義母が気づいたようなのです。
ある日、義母が義兄夫婦の家を訪ねたとき、まさに義姉が私に「暇でしょ?」と電話をかけようとしているところに出くわしたとか。
「あなたたち、まさか毎回あの子に無償で押し付けてるんじゃないでしょうね! あの子だって大事な仕事があるのよ!」
義母は、それはもう厳しく二人を叱りつけたそうです。
さらに驚いたのは、その後日談です。
義母にこっぴどく叱られた義兄夫婦は、慌ててベビーシッターサービスを頼むようになったそうです。
そこで初めて、プロに数時間子どもを預けるだけで、どれだけのお金がかかるかを具体的に知ったのだとか。
「暇でしょ?」の一言で、私がいかに価値のある時間を無償で提供していたか、ようやく理解したようです。
それ以来、気まずいのか、彼らから連絡は一切ありません。
平和が訪れたのは嬉しいですが、なんだか少し複雑な気持ちです。
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
友だち登録&アンケート回答で「Amazonギフトカード」など好きな商品を選べるギフトを毎月抽選で5名様にプレゼント!
\ 今すぐ応募する /
Feature
おすすめ記事

