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「絶対に開けないでくれ」夫が隠す屋根裏部屋の秘密。恐怖の先にあった予想外の光景とは?【短編小説】

絶対に開けないでくれ夫が隠す屋根裏部屋の秘密恐怖の先にあった予想外の光景とは短編小説

夫が固く禁じた「開かずの部屋」

「恵、お願いだから、あの屋根裏部屋だけは絶対に開けないでくれ」

新しい家に引っ越してきてすぐのことでした。
夫の拓也が、見たこともないほど真剣な顔で私にそう告げたのです。

普段は温厚で、何事も「いいよ、いいよ」と笑って許してくれる彼が、なぜあんなにも強く釘を刺すのか。私は不思議でたまりませんでした。

屋根裏へと続く扉は、リビングの天井にひっそりと隠されるように存在しています。
拓也は「物置にするにはまだ早いし、危ないから」と理由を言いますが、何かを隠しているようなその目に、私の心はざわつくばかり。

「もしかして、前の住人の何か良くないものが…?」「それとも、私に言えないような秘密が?」考えれば考えるほど、不安は膨らんでいきました。

ある日、拓也が「今日は会社の飲み会で遅くなる」と連絡をよこしました。
今しかない。私は意を決して、脚立を手にリビングへ向かいました。

固く閉ざされた扉に手をかけ、ゆっくりと開けると、ひんやりとした空気が頬を撫でます。恐る恐る中を覗き込んだ、その瞬間。

悲鳴の先にあった予想外の光景

「きゃあああああっ!」

私は、思わず甲高い悲鳴をあげてしまいました。

しかし、それは恐怖から出た声ではありません。
薄暗い部屋の壁一面に飾られていたのは、拓也と付き合ってから今までの、たくさんの写真。

そして、部屋の中央には『恵、誕生日おめでとう!』と書かれた、少し不格好な手作りのバナーが掲げられていたのです。
床には、プレゼントらしき箱や、私の大好きな作家の本が山積みに。

彼は、一ヶ月後に迫った私の誕生日のために、こっそりとサプライズの準備をしてくれていたのでした。
私の悲鳴は、驚きと嬉しさが入り混じった、歓喜の叫びだったのです。

しばらくして帰宅した拓也は、屋根裏で泣き笑いしている私を見て、顔を真っ赤にしながら頭をかいていました。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

 

 

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