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駐輪場で「自転車の停め方汚い」と怒られた私。後にその人の自転車が倒れて周囲を巻き込んだ【短編小説】

駐輪場でのトラブル
私の名前は陽菜(ひな)です。
駅前の駐輪場は、朝夕はいつも自転車でぎゅうぎゅう詰めになります。
その日も、私はなんとか空いているスペースを見つけ、他の自転車にぶつからないよう、慎重に自分の自転車を停めていました。
その時です。
「おい、そこの君!停め方が汚いぞ!」
背後からの大きな声に、びくりと肩が跳ねました。
振り返ると、いつも厳しい顔をしている近所の奥村さんが、腕を組んで私を睨みつけています。
「もう少し奥に詰めないと、通路が狭くなるだろう!他の人の迷惑を考えないのか!」
一方的にまくしたてる奥村さんの剣幕に、私はすっかり萎縮してしまいました。
周りの人たちの視線も感じ、顔が熱くなります。
「…すみません」
私はそう言って頭を下げ、言われるがままに自転車をさらに奥へと押し込みました。
数時間後、用事を終えて駐輪場に戻ると、通路の入り口あたりに人だかりができていました。
何事かと思い近づいてみると、信じられない光景が広がっていました。
倒れていた自転車、その原因は
通路の真ん中で、数台の自転車が将棋倒しになっています。
そして、その一番上でアンバランスに横たわっているのは、見覚えのある派手なカゴカバーがついた自転車…。
それは、間違いなく奥村さんの自転車でした。
周りの人の話によると、奥村さんがスタンドをしっかり立てずに無理やり停めたため、バランスを崩して倒れ、周りの自転車を派手に巻き込んでしまったようでした。
そこへ、ちょうど奥村さん本人が戻ってきました。彼は目の前の惨状を見て、言葉を失っています。
「これ、あなたの自転車ですよね?」
自分の自転車を倒された人たちが、困惑した様子で奥村さんに詰め寄ります。
あれだけ他人の停め方に厳しく文句を言っていた手前、彼はバツが悪そうに顔を真っ赤にしながら、ひたすら謝り始めました。
人に厳しく言う人ほど、自分の足元は見えていないのかもしれない。
そんなことを思いながら、私は倒された自分の自転車を静かに起こし、その場を後にしたのでした。
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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