Share
【実体験付】グアムの恋人岬は観光定番スポット!行き方や伝説、入場料など徹底紹介!
INDEX

恋人岬はグアムの定番観光スポットであり、グアム屈指の景勝地でもあります。グアム観光客の多くはこの恋人岬に訪れ、島内有数の美しい景色を楽しんでいます。
この記事では、何度もグアムの恋人岬に訪れたことがある筆者が、恋人岬の特徴やフォトスポット、アクセスなどを詳しく解説します。恋人岬がどのようなところか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
※2025年9月9日に記事を更新しております。閲覧時に営業時間などが変わっている可能性があるため、公式HPなどから最新情報をチェックしてください。
恋人岬はグアムの定番観光スポット


© グアム政府観光局
グアム観光で必ずと言っていいほど名前が出る「恋人岬」。恋人岬はタモン湾北部にある岬です。恋人岬はグアムのシンボルとして島旗にも描かれているほどであり、日本人観光客が必ずと行っていいほど観光客が訪れる場所です。
恋人岬は、グアム屈指の景勝地として有名です。海抜123メートルの高さの高台からは、グアムの美しい紺碧の海・タモン湾を望めます。


高台にある恋人岬の展望台は岬から突き出るように位置しており、パノラマビューを楽しめます。海抜123メートルの高さから、タモン湾をはじめイパオ岬からオロテ岬まで見渡せるその圧倒的な景色に、思わず息を飲んでしまうでしょう。


美しい景色を見るのが好きな方や、SNS映えするような写真を求めている方にぴったり。日本語にも対応した案内板や、お土産を取り扱うギフトショップがあり、日本人観光客にもぜひ訪れてほしい観光スポットの1つです。
恋人岬には何がある?
恋人岬には展望台やギフトショップ、メッセージプレートを付けられる場所など、楽しめる場所がいくつかあります。次から、恋人岬の中にあるものを紹介します。
1.ハートロックウォール


グアムの恋人岬は、その名からもわかるように、恋のパワースポットとしても有名な場所です。恋人の愛が永遠に成就する場所として、カップルや夫婦などに人気があります。
恋のパワースポットを象徴する場所が、この「ハートロックウォール」です。ハートロックウォールには、ハート形の南京錠やメッセージプレートが取り付けられています。メッセージプレートに自分と意中の相手の2人の名前を書き、南京錠をつけると永遠に結ばれるというジンクスがあるのだとか。
実はこのハートロックウォール、世界的に行われている「Rock Your Love」にならっているものです。公共の観光スポットに南京錠やラゲージタグをつけ、カップルや夫婦が永遠の愛を願ったり約束したりするメッセージを書く、というものです。
南京錠やメッセージプレートは、恋人岬にあるギフトショップから購入できます。カップルや夫婦は、ぜひ南京錠に2人の想いを込めて取り付けてみてくださいね。
また、ハートロックウォールは恋のパワースポットだけでなく、フォトスポットとしてもおすすめ!壁一面には多色のハート型南京錠が取り付けされており、SNS映えすること間違いありません。


© グアム政府観光局
ぜひ青い空をバックに、ハートロックウォールをカメラに収めてみてください。
2.恋人たちの鐘


恋人岬には「恋人たちの鐘」が飾られています。
実は恋人たちの鐘は、1989年に、静岡県伊豆市土肥町から贈られた「銀の鐘(幸せの鐘)」です。グアムの恋人岬は、伊豆市の恋人岬と姉妹提携しています。その記念として、伊豆市には「金の鐘」が、グアムには「銀の鐘」が贈られました。


▲グアムから送られた伊豆・恋人岬の金の鐘
グアムの恋人岬にある鐘をカップルや夫婦で3回鳴らすと、幸福が訪れるというジンクスがあります。カップルや夫婦で恋人岬に訪れる方は、鐘を一緒に鳴らしてみてくださいね。
3.TWO LOVERS POINTの芝生


恋人岬には、フォトスポットとして「TWO LOVERS POINT」という文字が刻まれた芝生エリアがあり、赤いハートの中に立って写真を撮れるようになっています。
このスポットで撮影すれば、恋人岬に行ったことが一目でわかりますよ!
4.展望台(有料)
恋人岬には、1人3ドル(6歳以下は無料)を支払って入れる、展望台のエリアがあります。展望台からは圧巻の景色を望むことができ、フォトスポットとしても人気なので、ぜひ立ち寄ってほしいエリアです。
特に、階段を昇って一番上にある、上記画像の三角形になっているような場所は写真撮影にも人気で、海を背景に写真を撮影している方を多く見かけます。
海抜123メートルをバックにして撮影している写真は圧巻なです。恋人岬はグアムの北部にあり、ちょうど南側には、ホテルやタモンビーチなどがあるタモンを望むことができます。


▲展望台から見える景色
また、夕日が沈むタモン湾は格別の景色です。日中のタモン湾もまた水平線がはっきりと映って美しいのですが、サンセットのタモン湾もまた幻想的な空間を映し出しています。


▲展望台から見えるサンセットの景色
グアムの日没の時間は18時前~19時と季節によって異なるのですが、ぜひ日の入りの時間を狙って恋人岬に訪れて、すてきな写真を撮影してみてください。
5.ギフトショップ


恋人岬にはギフトショップがあります。グアムで手作りされた工芸品や、お土産の代表ブランド「アイ・ラブ・グアム(I LOVE GUAM)」のアイテムなどが揃っています。
特に、展望台からの眺めが描いてあるポストカードがお土産として人気です。ギフトショップで切手を貼り、そのまま自宅へ郵送もできますよ!
ハートロックウォールでに取り付けられる南京錠とメッセージプレートもこちらで販売しています。メッセージプレートや南京錠を取り付ける方は、事前にこちらのショップに訪れましょう。
南京錠については、ハートロックウォールに取り付けるのもよいですが、ハートのデザインでかわいらしいのでお土産にもおすすめですよ!
ギフトショップには家族や友人に渡しやすいお土産が多く揃っているので、恋人岬に訪れた際は、ぜひギフトショップにも足を運んでみてくださいね。
参考:【2025年最新】グアム土産完全ガイド!Kマートで買えるお菓子からコスメまで人気おすすめ20選
恋人岬にまつわる悲恋の伝説とは?
ところで、なぜグアムの恋人岬は、恋のパワースポットとして知られているのでしょうか?その理由は、恋人岬にまつまる悲しい恋の伝説が関係します。
恋人岬が恋のパワースポットとなった背景には、スペイン統治時代の悲しい愛の伝説が関係しています。
スペインがグアムを統治していた時代、父親はスペイン人貴族、母親はチャモロ族酋長の娘の一家に、少女の娘がいました。この家族は広大な土地をもっており、スペイン人・チャモロ人の両方からも広く尊敬されていました。
また、この娘は美しい少女で、誠実で謙虚であり、その魅力は当時の誰からも称賛されていたといいます。
とある日、父親は、自分の娘とスペイン提督との結婚を考えました。それを聞いた娘はひどく動揺し、グアム北部の海岸まで逃亡します。そこで、優しく、たくましいチャモロ人の男性と出会い、恋に落ちます。
父親は、2人の恋愛を知ると激怒。別れるように要求しますが娘は拒み、その日の夕暮れ時に、同じ海岸沿いの高台で恋に落ちたチャモロ人男性とこっそりと出会います。父親は、スペイン提督やスペイン兵とともに、この2人を海岸の高い崖まで追い詰めます。
崖と兵士たちに挟まれ2人は、お互いの長い髪を1つに結び合い、最後のキスをします。そのあと2人は、ともに崖から海に飛び込んでしまいました。
この悲愛の伝説から、2人の恋人は「真実の愛の象徴」「生と死を通して永遠に結ばれた2つの魂の愛の象徴」であり続けています。また、それ以降、崖の頂上は「恋人岬」と呼ばれており、真実の愛や永遠の愛を示す恋のパワースポットとして知られているのです。


▲以前は、2人の恋人の銅像が建てられていた。今は台風の影響でなくなっている
このエピソード以外にも、チャモロ人やチャモロ文化を知っておくとグアムの変遷や食文化などを理解でき、よりグアム旅行が充実したものになります。チャモロ人の歴史については、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
参考:グアムのチャモロ文化を深く知ろう! チャモロ人が育んできたチャモロ文化に触れてみよう
恋人岬の入場料
恋人岬への入場自体は無料です。ただし、その先の展望台へ行くには1人3ドル(6歳以下の子どもは無料)かかります。


▲展望台(© グアム政府観光局)
展望台への入場方法
展望台から見える景色は格別で、SNS映えするフォトスポットとしても人気なので、ぜひ展望台に行くことをおすすめします!
海側、奥のほうに展望台のチケット購入場所があるので、そこでチケットを購入します。大人と子どもの入場する人数を伝えましょう。入場料の支払いには、現金とクレジットカードが利用可能です。


▲恋人岬のチケット購入場所
チケット購入後、そのまま建物に沿って右側に進むと、展望台の入口があります。チケットを手にもって、そのまま進みましょう(筆者が行ったときには、特にチケットの確認などはありませんでした)。
入口を進むと、まず目に入るのは、かつて悲哀の伝説で登場した2人の恋人の石碑です。お互いの髪を結んでキスをしている石碑も見られます。

先に進むと、展望台エリアがあります。どの方向からもグアムの美しい景色を見られるので、ぜひ写真を多く撮ってみてくださいね!


恋人岬への行き方
恋人岬への行き方には、主に以下の方法があります。
- ・レンタカー(おすすめ)
- ・タクシー
- ・配車アプリのStrolll(ストロール)
- ・赤いシャトルバス(日曜日のみ)
- ・ツアー
各アクセス方法について、次から詳しく解説します。
レンタカー(おすすめ)
筆者が恋人岬までのアクセスでもっともおすすめするのが、このレンタカーです。恋人岬は無料の駐車場があり、整備されているので駐車しやすくなっています。


▲恋人岬の駐車場
実はグアムでは、21歳以上の方で30日以内の滞在に限り、日本の運転免許証でレンタカーが運転可能です。国際運転免許証は必要ありません。
タモンから恋人岬までは単調な道路が続き、道路幅は広めなので、比較的容易に行くことができます。グアムは基本的に車社会で、レンタカーがあると恋人岬以外にも観光の選択肢がぐっと広がるので、ぜひ検討してみてくださいね!
参考:グアム旅行にはレンタカーがぴったり!予約方法や運転ルールを紹介♪
タクシー
レンタカーを借りない場合には、タクシーで行く方法もあります。
タモン中心部から恋人岬までは約4.2kmであり、基本料金+距離料金+チップで、タクシーの片道乗車料金は約17.1ドル(約2,511円)です。
なお、日本と異なり、グアムには流しのタクシーがありません。
ホテルや空港などのタクシー待機場所から乗車するか、ホテルのフロントに頼んでタクシーを呼んでもらうなどしましょう(フロントにタクシー手配を頼んだ場合は、1ドル程度のチップを渡しましょう)。
タクシーの詳しい乗車方法や注意点などについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
参考:グアム旅行でタクシーを活用しよう!基本情報や使い方、トラブル対応など解説♪
配車アプリのStrolll(ストロール)


タクシーでは乗車方法や料金で不安があるという方は、配車アプリのStroll(ストロール)もおすすめ!Storllは、スマホから個人ドライバーを手配できるライドシェアサービスです(グアムにUberはありません)。
Strollは乗車前から料金が確定しているため、ぼったくりの心配はありません。さらに、事前にアプリにクレジットカードを登録しておけば、降車時に支払いの手続きもありません。
筆者も何度か使ったことがありますが、Strollは安全かつ使いやすいサービスで、日本人観光客の方も多く利用しています。現地でレンタカーを借りない方は、グアム出発前にStrollのアプリを入れておきましょう。
- ・StrollのiOSアプリ
- ・StrollのAndroidアプリ
赤いシャトルバス(日曜日のみ)



運行期間 | 2025年9月7日(日)~2026年1月4日(日)、日曜日のみ |
---|---|
料金 (往復) | 大人 (12歳以上):10ドル 子供 (6~11歳):5ドル 幼児 (1~5歳):無料 |
備考 | 事前予約制(前日16時まで) |


料金 | 【1回乗車】 ・大人、子ども(6歳以上):7ドル ・幼児 (5歳以下):無料 【1日券】 ・大人(12歳以上):15ドル ・子ども(6歳以上):7ドル ・幼児 (5歳以下):無料 ※2日券~5日券も取り扱いあり ※1日券などはショッピングモールシャトルにも利用可 |
---|---|
備考 | ・事前予約は不要 ・オンラインでチケット購入可 |
※時刻表は公式HPからご確認ください。
参考:マイクロネシアモールはグアム最大のショッピングモール!おすすめ店舗や行き方など徹底解説♪
ツアー
レンタカーやタクシー以外にも、ツアーで恋人岬まで行く方法もあります。例えば、グアムでは、島内観光とショッピングを楽しめるツアー 『島内観光&ショッピングツアー』が催行されています。
約4時間のツアーで、アプガン砦などの観光スポットやTギャラリアグアムbyDFSのショッピングスポットを巡るツアーで、その中に恋人岬も含まれています。ツアー会社が車両を手配するので、もちろん自分で用意する必要はありません。
ツアーの利用を考えている方は、このような手段で恋人岬に訪れるのもおすすめです。
恋人岬の営業時間・住所
恋人岬の営業時間・住所は、次の通りです。
営業時間 | 9:00~19:00(毎日) |
---|---|
住所 | Tumon Bay, Guam, USA |
アクセス | ・タモン中心地(デュシットプレイス)から車で約8分 ・(2025/9/7~2026/1/4の日曜日のみ)赤いシャトルバスの「恋人岬サンデーシャトル」でマイクロネシアモールからアクセス可 |
※2025年9月29日時点の情報です。最新の情報は公式HP等からご確認ください。
恋人岬の所要時間


© グアム政府観光局
所要時間については、ゆっくり観光しても30~40分程度でしょう。展望台に行ったり、お土産を購入したりなどゆっくりしていれば、これぐらい時間がかかるかもしれません。
さくっと見る方は15分~30分あれば十分です。恋人岬自体がそこまで広い場所ではないので、効率よく観光を楽しめるスポットでもあります。
恋人岬のオプショナルツアー
恋人岬にかかわるオプショナルツアーを2つ紹介します。
ジェットスキー


画像出典:Joe’s Jet Ski
グアムの人気マリンアクティビティの1つであるジェットスキー。ジェットスキーの中でも人気なのが、この恋人岬を通るコースです。恋人岬の崖下の海から、壮大な景色を楽しめます。
ジェットスキーは1台1人乗りまたは2人乗りで、カップルや夫婦が同乗して、走行を楽しめます。さらに、ジェットスキーから写真を撮ることもでき、SNS映えすること間違いなしです♪
実は、日本の場合は免許がいるジェットスキーですが、グアムでは免許不要で操縦できます。
恋人岬を巡るジェットスキーのツアーといえば、催行会社のJoe’s Jet Skiがおすすめ!経験豊富なインストラクターが同行してくれるため、これまでジェットスキーに乗ったことのない方でも安心して操縦を体験できます。
セスナ


※画像はイメージ
空を飛行できるセスナも、グアムの人気アクティビティの1つです。セスナとは軽飛行機のことで、グアムでは免許がなくても飛行できます。セスナの飛行コースの中に恋人岬の上空を巡るルートがあり、壮大な恋人岬を上空から一望できます!
グアムのセスナ飛行といえば、トレンドベクターエビエーション インターナショナルです。この催行会社のセスナ飛行には「恋人岬コース」があり、グアム国際空港の大きな滑走路を飛び立ち、ショッピングモールのマイクロネシアモールの上空を通ったあと、恋人岬へ向かいます。
グアムでセスナ飛行を体験してみたい方は、ぜひ予約してみてくださいね!
まとめ
恋人岬は恋愛のパワースポットであり、またグアム屈指の景勝地なので、タモン湾を望む絶景を楽しめます。グアム滞在中に、ぜひ恋人岬に訪れてみてくださいね!


小川 遼
GLAMのトラベルライター。趣味は国内・海外旅行で、時には仕事をしながら旅行することも。国内・海外を問わず多くの旅先を訪れており、豊富な旅行経験をもつ。特にグアムには何度も渡航経験があり、現地のイベントやホテルなどを取材。グアムの魅力を細部まで知り尽くしている。現地での豊富な体験や取材を基に、旅行者に役立つグアムの魅力をお届けします。写真は、2024年にグアムのランニングイベント「ココロードレース2024」に参加した時のものです。
小川 遼の全ての記事を見る
https://www.glam.jp/authors/ryo_ogawa/Feature
おすすめ記事