GLAM Editorial

2015.09.04(Fri)

マノロ・ブラニクを支える姪のクリスティーナ、おじが紡ぐおとぎ話を支えるのは“靴箱育ち”の自分!

クリスティーナ&マノロ・ブラニク

スペイン出身のデザイナー、マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)が創設したロンドン発の人気高級靴ブランド「マノロ・ブラニク」。同ブランドの靴をデザインするのは今でもマノロだが、企業としての「マノロ・ブラニク」を近年CEO(最高経営責任者)として率いているのは、マノロの姪のクリスティーナ・ブラニク(Kristina Blahnik)だ。

かの『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公キャリー・ブラッドショーが偏愛する靴ブランドとしてお馴染みの「マノロ・ブラニク」の事業面を差配するのは、さぞかし大変だろうと思うところだが、クリスティーナとしては物心ついてからずっと同ブランドに囲まれて育ってきたので、苦しい仕事とはまったく感じていないとのこと。

「わたしは靴箱の中で育ったようなものよ」と、クリスティーナはVanity Fair誌に微笑みながら語っている。

「事業を運営しているという風に感じないの。それよりも、おとぎ話が紡がれるのを進行させている、という感じに近いわ。いまだに当社ただひとりのデザイナーであるロロ(Lolo=マノロの愛称)おじさまがデザインする靴のひとつひとつに、それぞれ個性の物語がある。彼がデザインする靴は、彼の頭の中に幾層にも詰まっている、圧倒的で、感動的で、生き生きとした、百科全書のような様々な情報が外に飛び出した表現なのよ」

来週には、マノロがこれまでにデザインしてきた靴の数々を、多くの美しい写真とともに初めて体系的に概説する書籍『Fleeting Gestures and Obsessions(移ろいゆくジェスチャーと強迫観念)』が出版される。同書には、異なる芸術分野の様々な専門家たちとマノロとの間の、実に幅広いテーマに関する対談のも数多く収録されている。

「わたしの創造力が、それらのテーマについて狂おしく爆発したよ」と、マノロ。

ファッションモデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリー(Rosie Huntington-Whiteley) からリアリティ番組スターのコートニー・カーダシアン(Kourtney Kardashian)にいたるまで、多くのセレブに愛されるマノロの靴は、レッドカーペットにもはやなくてはならない存在になっている。

50年以上靴を作り続けてきたマノロは、これまでに異なるデザインの靴を3万足も世に送り出してきた。

「わたしはいま72歳。もう青二才とは言えないよね!」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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