『マイティ・ソー』で知られる豪俳優のクリス・ヘムズワース（Chris Hemsworth, 31）は、赤ちゃんをお風呂に入れることを極力避けている。
クリスと妻で女優のエルサ・パタキー（Elsa Pataky）は長女インディア（India, 2）ちゃんと、双子のサシャ（Sasha, 生後8ヶ月）君とトリスタン（Tristan）君の計3児を育てている。クリスも子育てに参加するイクメンだが、中にはどうしてもなじめないお務めもあるようだ。
父親として必要な仕事で一番苦手なのは何かと質問されたクリスは「バスタイムだね」と笑顔で米People誌に答えている。「何度か自分だけでやったことがある。妻はこの記事を読んだら『いいえ、ウソよ』と言うに決まっている。でも、何回かはやったことがあるんだ！ あとは子どもたちを着替えさせるときかな。_お腹が空いていたり、疲れていたりするときもあれば、お風呂に入る、入らないと言ったりして、とにかく大忙しなんだ。そんなとき、家中が大混乱になる」
子どもたちはお風呂場の外でも問題を起こし、インディアちゃんはすでに父親を自由自在に操る術を身につけているという。
「そうなんだよ。妻もだ。『オーケー、これでおしまい。もうアイスクリームはなしだ』と言うと、娘は『ジェラートはアイスクリームなの？』と言い返して、アイスをなめるマネをしてみせる。『すごくかわいい』と心の中では思うけど、娘は砂糖のせいでハイになって余計に大騒ぎになるんだ」とクリスが笑った。
クリスは10年以上前に豪ソープオペラ「Home and Away」でキム・ハイド役を演じ、母国オーストラリアでブレイク。その後は2011年にマーベルのスーパーヒーロー映画『マイティ・ソー』で主役に抜擢され、世界的な名声を得た。
クリスが本当にスターとなった確信を持つようになるには、それからさらに2年がかかった。その成功は先週、Peopleが選ぶ2014年度「最もセクシーな男性」の称号を贈られたことで頂点に達した。
「『ラッシュ／プライドと友情』（F1ドライバー、ジェームズ・ハント[James Hunt]の伝記映画）。この作品で初めて、本当に俳優として扱われるようになったと感じた。おかげでたくさんの可能性のドアが開いた。でも、『次の仕事があるのかな？』という自己不信は常に感じている。それも良いことだ。ハングリー精神を忘れさせないから」とクリスが説明した。
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