GLAM Editorial

2014.11.14(Fri)

ダナ・キャラン、ハイチの人々との仕事はまるで夢のようだった!?

ダナ・キャラン

自身の名を冠したファッションブランド「DKNY」を持つ人気デザイナーのダナ・キャラン(Donna Karan)は、ショーのコレクションを手掛ける傍ら、2010年にカリブ海の島国ハイチで発生した大地震以降、復興支援を精力的に続けている。

ダナはハイチの人々と働くことは長年の夢だったと語っている。

「2010年の震災の直後、私が立ち上げたアーバン・ゼン・ファウンデーション(Urban Zen Foundation)で働いているハイチ出身のある女性に『ダナ、今こそあなたの助けが必要なの』って声を掛けられたの。最初にテントや生活施設を提供して、実際に現地に足を運んでみると、ハイチの人たちはみんな芸術家だということに気付いたの。彼らの創造力っていうのは、彼らの存在そのものを意味しているくらい重要なものなの」と彼女は米People誌に話している。

「彼らと一緒に働いて、商品づくりとハイチの精神と魂がどのようなものだったかを伝える手助けをするのが私の夢だったの。彼らが作るものは質の高い、まさに職人技の工芸品ばかりよ。」

ダナが経営するアーバン・ゼンは「暮らしの哲学」がコンセプトとされており、世界各国の文化や職人からアイディアを得た洋服、アクセサリー、家具などを取り扱っている。

ハイチの人たちと働き始めてから、彼らの日常生活の立て直しにも関わるようになったというダナ。

「今、職業訓練学校の開校を検討しているところよ。職を与えられることはとても重要だと思うの。ただお金を与えるだけじゃなく、教育を与える場にもなるもの。ハイチの人たちが作る製品を身に付けられるのは光栄なことよ。私は健康や環境意識の高い消費者たちの考えは心から賛同しているし、他の人々の生活にも影響を与えるような洋服を着られるのは、この上なく幸せなことだわ」とダナは笑顔で語った。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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