藤井麻未

2015.08.18(Tue)

ホテルに飽きた旅好き必見! 世界中でユニークな滞在を可能にするAirbnb徹底活用法 Part1

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アラスカのログハウス

©airbnb

■airbnbとは

Airbnbとは、サンフランシスコでスタートした新しい形の宿泊予約サービス。旅好きなら名前を聞いたことがある方も多いのでは。現地の個人宅やアパートを借り、ホテルよりも断然安くユニークな滞在ができるとあって、旅慣れた人はもちろん最近は初心者ユーザーが増えてきたのだとか。これを使えばハリウッドのオシャレなペントハウスやモロッコの豪奢な邸宅(リヤド)から、アラスカの森にあるログハウスまで、ホテルでは体験できない素敵な場所での滞在が可能になります。

 

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ハリウッドのペントハウス

©airbnb

完全に家庭に入ってしまうホームステイや無料で知人宅に泊めてもらうのとはまた違い、望めばホストとのコミュニケーションも可能だけれど、プライバシーが保たれる安心感もあり。金銭が発生するので適度にビジネスライクで、必要以上に気兼ねする必要が無いというのもポイントです。筆者も何度か利用し、やみつきになってしまいました。

 

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モロッコのリヤド

©airbnb

けれど、一体どうやって利用するの?ホストとのやりとりは?本当に安全?様々な疑問があるのは当然のこと。今回はそんなairbnb初心者の方のために、筆者が実際に利用したクロアチア、ザグレブのアパートを例に、2回に分けて利用方法とポイントを解説したいと思います。

 

■おおまかな流れ

おおまかな流れは、ユーザー登録→ログイン→物件検索→ホストへの打診→予約→利用となります。ログイン方法までは様々なサイトでも紹介されているので割愛するとして、ここでは物件検索以降を見ていきたいと思います。

 

■物件検索

まずは物件の候補を見つけましょう。トップの検索画面にて、滞在都市、日時を入力し検索をかけるだけ。すると候補リストとマップが表示されます。

 

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©airbnb

ポイント① 立地重視で探すこと!

物件は個人宅がほとんど。つまり、ホテルとは違って観光客を前提とした空港や駅からのアクセスを度外視した物件もあるのです。当然、送迎サービスやスーツケースの預かりサービスもありません。まずはしっかりとマップを見て、交通手段が無い場合はアクセスの良いものを選ぶようにしましょう。ちなみに、筆者が選んだのはザグレブ中央駅から徒歩5分以内、旧市街中心部のイエラチッチ広場からも徒歩圏内の公園脇にある非常に好立地な物件でした。女性の場合は治安面も重要です。人通りの多い場所を選びましょう。

 

ポイント② フィルターをかけること!

検索結果から更にフィルターで絞ることができます。中にはシェアハウスタイプで複数人が同じ部屋ということもありえるので、女性やプライバシー重視の方、少し不安だという方は、“まるまる貸切(アパートなら独立した一部屋まるごと、一軒家なら家ごと)”もしくは“個室(バスやトイレは共同の場合があるけれど、アパートや家の個室)”に限定すると良いでしょう。また、金額でも絞ることができます。今回はまるまる貸切、個室、上限10,000円程度とフィルターをかけました。

 

ポイント③ ホストのプロフィールとレビューを見ること!

物件には必ずホスト情報がついています。まずは性別や写真で選んでみましょう。男性ホストで問題があったということは報告されていませんが、不安な方は女性ホストを選ぶと良いでしょう。レビューはほとんど英語なので読むのが大変、という方は単にレビュー件数が多いかどうかでもある程度判断ができます。ざっと目を通して、good やexcellentなどポジティブな表現が多いか否かも判断材料になるでしょう。

 

■候補をみつけたら、詳しくチェック

さて、いくつか候補がみつかったら、実際に希望に叶ったものかどうか、より詳しくチェックしてみましょう。

 

ポイント① チェックイン・アウトの時間は要チェック!

意外と重要なのがこれ。ホテルと違い、早く着きすぎたからスーツケースをフロントで預けて時間を潰す、ということができません。到着時間や出発時間と照らし合わせて便利の良いものを選びましょう。ただし、ホストに相談すれば融通がきく場合もあります。筆者は実際、規定より早めに部屋に入れてもらったり、スーツケースだけ先に入れさせてもらったりしたことがあります。

 

写真5

©airbnb

ポイント② 物件のレビューを見ておくこと!

ホスト同様、物件にもレビューがあります。英語が苦手な方は同じくレビュー数が多いもの、また清潔さやロケーションなど5段階の星の数が多いものを選ぶと良いでしょう。

 

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©airbnb

 

■ホストへの打診

さて、ここから先はAirbnbのメッセージ機能を使い、ユーザーとホストがダイレクトに連絡を取り合います。言語はほとんど英語です。苦手な方は日本語に限定できますが、物件数は限られてしまいます。以下は、筆者が実際にホストに送った最初のメッセージです。慣れない方も文法や単語の間違いなどは気にせず、ホストに意志が通じれば良いと思ってぜひチャレンジしてみてください。物件を気に入ったということ、パリから何時頃の便で空港に着くかということ、物件到着は何時頃になるかということ、帰りは早朝に出発しなければならないことなどを書き、宿泊可能かどうかご連絡下さい、と締めくくっています。

 

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ポイント① 疑問点はここでクリアに!

レビューや物件詳細を読んでもわからなかった設備の有無など、予約前に確認しておきたいことは全てここでクリアにしておきましょう。筆者が体験して思ったことは、エレベーターの有無を確認しておいた方が良かったということです。ヨーロッパのアパートは高層階でも階段のみの場合が多く、スーツケースを持って登るのに苦労することがあります。今回も5階からスーツケースをかついで登り降りせねばならずなかなか大変でした。場合によっては、ホストに手伝ってもらうという方法もあります。また、タオルやボディーソープ、アイロン、一通りの食器類など基本的なものはほとんどの物件で用意されています。中には紅茶やコーヒーなども自由に飲めるよう常備してあるところもあります。

 

■予約確定

以上、納得がいったら予約ボタンを押して確定です。

 

ポイント① チェックイン・アウトの打合せをしておくこと!

予約が承認されたらメッセージを送り、かならずチェックイン・アウトの時間と方法を聞いておくようにしましょう。飛行機などが遅れた場合もホストが対応できるよう、便名や到着予定時間を伝えておくと安全です。すると、ホスト側が何時ごろどこで鍵を渡す、と伝えてくれます。ほとんどの場合、物件の前でホストの待ち合わせとなります。以下は、実際にチェックイン、アウトの時間や待ち合わせ場所についてホストから来た返事です。こちらの提示した時間で問題ないということとと、空港からのタクシー料金の目安、物件の前で待ち合わせするという内容が書かれています。

 

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ポイント② 連絡先をきいておくこと!

もしもの時に連絡がとれるよう、携帯があるならその番号を、メールならアドレスなど、何かしらの連絡先を交換しておきましょう。もちろん、wifiがあればAirbnbのメッセージ機能も使えます。

 

さて、これで宿泊準備が整いました。現地ではどんな滞在が待っているのかドキドキワクワクです。次回Part2では、実際に現地に行ってからの利用方法を詳しく見ていきましょう。

 


 

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“元添乗員の国外逃亡旅行記”

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