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実は『砂をかむよう』、本来は「悔しい」ではなく「味わいがない」の意味!文化庁の調査で6割が誤用する慣用句の由来
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6割が「悔しい」と誤解、文化庁の調査でわかった言葉の真実
「試合に負けて、砂をかむような思いをした」
日常会話では「悔しくてたまらない様子」を表す言葉として使われることが多い「砂をかむよう」ですが、コトバンクによると本来の意味はまったく異なるとされています。
本来の意味は「あじわいやおもしろみが、まったくないたとえ」
「悔しい」ではなく「味気ない・つまらない」という意味だったのです。
文化庁の調査では、実に半数以上の人がこの言葉を本来とは違う意味で使っていることがわかっています。
語源は江戸時代から使われる「味気ない」の言い回し
コトバンクの「精選版日本国語大辞典」によると、「砂を噛むよう」は「砂を噛んだように味気のない」という意味から、物の味わいがなく無味乾燥で興味がわかない様子を表すとされています。
古くは1709年の雑俳集にも例が見られる、歴史のある言い回しです。
砂を口に入れても何の味も感じられません。
その「何も感じられない」という感覚が、文章や物事に対して「味わいがない・つまらない」という意味で使われるようになったと考えられています。
文化庁の調査で約57%が「悔しい」の意味と回答
コトバンクには、文化庁が発表した平成30年度「国語に関する世論調査」の結果が補足として記載されています。
「砂をかむような思いがした」という例文について、本来の意味とされる「無味乾燥でつまらない様子」で使う人が32.1%、本来の意味ではない「悔しくてたまらない様子」で使う人が56.9%という、逆転した結果が出たとされています。
つまり、本来の意味で理解している人は3割程度にとどまり、半数以上が「悔しい」というニュアンスで使っているのが実態です。
「悔しい」と混同されやすい背景
「砂をかむよう」が「悔しい」という意味で広まった背景には、似たような「噛む」を含む表現との混同があるのではないかと考えられます。
世代を超えて言葉が使われ続ける中で、もともとの意味とは異なるイメージが結びついていったとみられます。
こうした言葉の意味の変化は、辞書の調査でもたびたび確認されている現象です。
まとめ
「砂をかむよう」の本来の意味は「味わいや面白みがまったくない様子」で、「悔しい」という意味ではありません。
文化庁の調査では半数以上の人が誤った意味で使っているとされ、言葉の意味が世代を超えて変化していく様子がよく表れた一例といえます。
参考
・コトバンク「砂を噛むよう」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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