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『薙刀(なぎなた)』は「なぎ払う刀」の意味、『剣』は両刃・『刀』は片刃!日本の武器の漢字に宿る命名の哲学

漢字一文字が武器の形を決める、日本の命名の哲学
居合道、剣道、薙刀、武道の名前に使われる「剣」と「刀」と「薙」。何気なく目にしている漢字ですが、コトバンクをひもといてみると、一文字ずつに武器の形や使い方がそのまま刻み込まれていることが見えてきます。
「薙刀(なぎなた)」は長い柄の先に反りのある刃をつけた武器で、遠心力(えんしんりょく)を利用して敵をなぎ払い、なぎ倒すのに用いられたとされます。「薙ぐ」という動作がそのまま名前になった武器です。
では「剣」と「刀」の違いは何でしょう。似た漢字に見えますが、実は明確な差があります。
クイズ:「剣」と「刀」、形の違いはどれでしょう?
ヒントは3つです。
・「剣道」の「剣」と「日本刀」の「刀」は別の武器を指しています
・「かたな」という読みには、ある形状を表す古語が隠れています
・現代の包丁には「片刃」と「両刃」の2種類があります
選択肢
1. 剣は長くて刀は短い
2. 剣は両刃(もろは)で刀は片刃(かたは)
3. 剣は金属製で刀は木製
4. 剣は直線で刀は曲線
正解は?
正解
正解は2「剣は両刃、刀は片刃」です。
コトバンク(デジタル大辞泉)によると、「剣(けん)」とは両刃の刀を指します。
一方「刀(かたな)」については「『かた』は片、『な』は刃の古語」と明記されており、「かたな」という読みそのものが「片刃」を意味するとされます。漢字の違いが、そのまま刃の形の違いを表しているわけです。
「薙刀」はなぜ古くは「長刀」と書いたのか
コトバンクによると、薙刀はもともと「長刀」と書いていたとされます。「薙」という字が示す通り、敵をなぎ払いなぎ倒す動作を表す字です。
形状だけでなく、武器の使い方まで一字に込める、剣、刀、薙刀と並べてみると、日本の武器の命名には一貫した哲学が宿っているといえます。
「薙刀」の歴史と用いられ方
コトバンクの日本大百科全書によると、薙刀は平安後期の源平合戦のころから下級武士や僧兵(そうへい)などの間に広まり、南北朝時代に最盛期を迎えました。遠心力を活かして馬上の敵をなぎ倒すのに適した武器だったとされます。
江戸時代以降は武家の女性の武具として位置づけられ、現代では武道「なぎなた」として受け継がれています。
まとめ
「剣」は両刃、「刀」は片刃を表し、「かたな」という読みにも片刃の意味が宿ります。「薙刀」は古くは「長刀」と書き、なぎ払う動作を表す「薙」の字に武器の用途が刻まれています。
参考
・コトバンク「剣」
・コトバンク「刀」
・コトバンク「薙刀」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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