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地球まで8分20秒で届く太陽光が、太陽の内側を出るまで実は約100万年さまよっていたという壮大すぎる物理の真相

地球まで8分20秒で届く太陽光が太陽の内側を出るまで実は約100万年さまよっていたという壮大すぎる物理の真相

あなたが浴びる日差しは、約100万年前に生まれた光

太陽光は光速で進み、地球まで8分20秒で届く。

それは確かにそうなのですが、その「光」が太陽内部で生まれてから表面に到達するまでにどれくらいかかったかと聞かれたら、答えに詰まる方が多いはず。

JAXAや国立天文台の解説をのぞいてみると、想像をはるかに超える年月が見えてきました。

中心1,500万度で生まれる強烈な光

太陽の中心部の温度は約1,500万度にも達するとされます。

ここで水素がヘリウムに変わる核融合反応が起き、その副産物としてエネルギーが「ガンマ線」と呼ばれる強い電磁波(光の仲間)として生まれるのだそう。

これが太陽光の正体です。生まれたばかりの光は、私たちが日常で浴びる柔らかな日差しとは別物のように、強烈なエネルギーを持っています。

表面に出るまで、約100万年さまよう

ところが、この光が表面(光球)に出るまでには途方もない時間がかかります。

JAXAの解説によれば目安は約100万年。

研究によって幅があり、数十万年から数百万年とも言われています。

理由は、太陽の内部が超高温・超高密度の物質で満ちており、光がほとんど真っ直ぐ進めないため。

少し動いてはぶつかり向きを変え、また少し動いては別の粒子にぶつかる、千鳥足のような不規則な動きで、表面までの距離を延々と迷い続けるのだそうです。

表面から地球までは、わずか8分20秒

そうして数十万年から数百万年をかけて表面までたどり着いた光が、距離にして約1億5,000万kmの宇宙空間を駆け抜けて地球に届くまでは、わずか8分20秒。

中の100万年と外の8分。同じ「光の旅」とは思えないギャップが、太陽の内部のいかに濃密かを物語っています。

まとめ

今浴びている日差しは、もしかすると人類の遠い祖先がアフリカの大地を歩いていた頃に生まれた光かもしれない。

そう思うと、何気ない昼下がりの一瞬が、ずいぶん壮大に感じられてきます。

参考:JAXA 宇宙科学研究所キッズサイト「太陽・太陽のしくみ」

参考:国立天文台 野辺山太陽電波観測所「太陽に関する基本的な質問」

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GLAM Entame Editorial

編集部

エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。

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