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「今起きた」「パン食べた」と日記のような文章を送ってくる彼→我慢できずに私が返した一文とは【短編小説】

「今起きた」「パン食べた」と日記のような文章を送ってくる彼→我慢できずに私が返した一文とは【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

マメだと思っていた彼

スマホが震えるたびに、私の心は少しずつ削られていきました。

付き合い始めた当初は、彼からのマメな連絡を「私のことを思ってくれている証拠」だと喜んでいたんです。

でも、半年が過ぎた頃には、その通知がただの重荷になっていました。

朝は「今起きた」、昼は「パン食べた」、夜は「仕事疲れた」。

彼から届くのは、質問でも相談でもない、ただの近況報告。

いわゆる「俺通信」というやつです。

最初は「おはよう」「美味しそうだね」「お疲れ様」と丁寧に返していましたが、毎日、数時間おきに送られてくる日記のような文章に、私の返信のバリエーションは底をつきました。

ある日のこと。

私が仕事のトラブルで頭を抱えていた時、スマホが画面を光らせました。重要な連絡かと思って慌てて確認すると、そこには湯気の立つラーメンの写真と「お昼、ラーメン食べた」という一行。

我慢の限界

その瞬間、私の中で何かがプツンと音を立てて切れました。

「それ、SNSでやれば?」

送信ボタンを押した後、しばらく心臓の鼓動が耳に響くほど緊張しました。

彼を傷つけたかな、と言い過ぎを後悔する気持ちもありました。

でも、返ってきたのは「あ、そっか。ごめん(笑)」という、あまりにも軽い返信。彼は悪気なく、ただ無意識に私を独り言のゴミ箱にしていただけだったのです。

それ以来、私は彼の「俺通信」に言葉を返すのをやめました。

「今から帰る」「コンビニ寄った」という報告には、親指を立てた「いいね」のスタンプを一つ送るだけ。最初は物足りなそうにしていた彼も、今ではそれが当たり前だと思っているようです。

恋人同士だからといって、生活のすべてを共有する必要はありません。

スマホ越しにつながりすぎない距離感が、今の私には一番心地いいのです。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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