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「はい、約束の結婚指輪」喜ぶ私をどん底に突き落とした、夫の信じられない一言とは

「はい、約束の結婚指輪」喜ぶ私をどん底に突き落とした、夫の信じられない一言とは
独りよがりな「サプライズ」
「指輪?ああ、そのうち用意するよ。デザインはお前に任せるからさ」
新婚当初、元夫は軽くそう言いました。
いつか二人の左手薬指に、お揃いの証が光る日が来る。そう信じて待っていましたが、現実は残酷でした。
あっという間に数年が経ち、しびれを切らした私はついに彼へ切り出します。
「ねえ、結婚指輪のことなんだけど……。やっぱり、夫婦の繋がりとして形に残るものが欲しいな」
すると彼は「わかってるって。最高のサプライズを用意するから、黙って待ってて」と自信満々に答えたのです。
その言葉に、私はまた密かな期待を寄せてしまいました。
数週間後、彼は得意げな顔で小さなジュエリーボックスを私に手渡しました。
「ほら、約束の結婚指輪。受け取ってよ」
「えっ! 嘘、ありがとう……!」
結婚して数年越しのプロポーズのようなシチュエーションに、私は胸を熱くしました。
震える手で箱を開けると、そこにはダイヤが輝く綺麗な指輪がポツンと一つ。
「すごく素敵……!あれ、あなたのはどんなデザインにしたの?」
当然ペアだと思っていた私は、もう一つの箱を探しました。しかし、彼から飛び出したのは予想外すぎる言葉でした。
「ん? 俺の?ないよ、そんなの」
「……え?ないって、どういうこと?」
「俺、アクセサリーとか指輪つけるの嫌いじゃん。だからお前の分だけ買ってきたんだよ。気を使ってやったんだから喜べよな」
手放した指輪と、取り戻した自分らしさ
一瞬にして、サーッと血の気が引いていくのが分かりました。
「待ってよ、結婚指輪って二人でお揃いをつけることに意味があるんじゃないの? 夫婦の絆の証として……」
「なんだよ、せっかく買ってやったのに文句言うのか? お前が欲しいって言ったから買ってやったんだろ」
私の悲痛な訴えも虚しく、彼は不満げにソファへ寝転がりました。
私が求めていたのは、高価な装飾品なんかじゃありません。「夫婦として同じものを身につける喜び」だったのに。
私の気持ちには一切寄り添おうとしない、この独りよがりな態度。ここにあったのは愛情ではなく、単なる「タスクの消化」でした。
手元に残された「私だけの結婚指輪」を見るたび、彼との絶望的な価値観の違いを突きつけられるようで、結局一度も指を通すことはありませんでした。
それから数年後、私たちは別の決定的なすれ違いも重なり、離婚を選択。
「夫婦の絆」になるはずだったあの指輪は、役所に離婚届を提出したその足で、貴金属の買取店へ直行しました。
査定額として手渡された数枚の現金。
愛のない空っぽな指輪を握りしめているより、手放した瞬間のほうが、驚くほど心が晴れやかでした。
今は誰のためでもなく、純粋に自分が惹かれた指輪を、自分のために楽しむ日々を送っています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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