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「遅くなっちゃいました〜!」と言う遅刻常習犯の先輩。限界を迎えた私を救ってくれた、上司の鮮やかな判断

「遅くなっちゃいました〜!」と言う遅刻常習犯の先輩。限界を迎えた私を救ってくれた、上司の鮮やかな判断
終わりの見えないワンオペの日々
1月のこと。私のいる部署に、20代後半の女性が異動してきました。
年齢は私より下ですが、社歴は彼女の方が長く、立場上は一応「先輩」にあたります。
本来なら二人三脚で業務にあたるはずだったのですが、実際にフタを開けてみると、そこには耳を疑うような惨状が広がっていました。
とにかく、尋常ではない頻度で遅刻と欠席を繰り返すのです。
彼女が配属されてからというもの、週に一度は必ず、決まった流れで私のスマホにメッセージが届くようになりました。
第一報はいつも朝の7時半。
「おはようございます、少し体調が優れないので2時間ほど遅れます」
憂鬱な気持ちで出社の準備をしていると、始業ギリギリの9時頃に追い打ちの連絡が入ります。
「ごめんなさい、やっぱりお昼まで休ませてもらっていいですか?」
こんなやり取りが、一度や二度ではありません。
結局、彼女が会社に顔を出すのは午後になってから。
午前中に予定されていたペアの業務は、すべて私一人が背負う羽目になります。
異動してきてわずか1か月半の間に、彼女の遅刻・欠席はなんと10日以上にも及びました。
いくら何でもあんまりな状況に、私の堪忍袋の緒も切れかかっていました。
そんなある日、午後から出社してきた彼女は、全く悪びれる様子もなくこう言い放ちました。
「遅くなっちゃいました〜!どうも朝は弱くてダメですね。でもお昼からはバッチリ働けますよ!」
「……お疲れ様です。午前のミーティングの件は、私の方で済ませておきましたから」
「えー本当ですか?頼りになります〜!」
反省の色が全く見えないその態度に、私の苛立ちはついに限界を迎えました。
「今日で二人のペアは解散とする」上司が下した痛快な決断
3月を迎えても、彼女の遅刻癖が直ることはありませんでした。
ある重要なプロジェクトの提出期限日。
この期に及んで、またしても7時半に「2時間遅れる」、9時に「さらにお昼まで休む」というお決まりのメッセージが届きました。
しかし、その日はいつもと違いました。
午後になりのこのこと出社してきた彼女に対し、上司が氷のように冷たいトーンで声をかけたのです。
「君の午前休の手続きは済ませておいたよ」
「え?でも、午後からはちゃんと仕事できますけど……」
上司は手に持っていた書類をデスクに置き、彼女の目を真っ直ぐに射抜きました。
「いや、結構だ。君の担当分も含めて、彼女が全て片付けてくれたからね。この1ヶ月半、自分がどれだけ休んだか把握しているのか?」
「それは……体の調子が悪くて……」
「プロである以上、体調管理は基本だ。ペアの相手に重荷を背負わせ続ける状況を見過ごすわけにはいかない。今日で二人のペアは解散とする。君は明日付で別部署のサポートに入りなさい。あそこなら君が遅刻しても業務に支障は出ないだろう」
「嘘でしょ……」と絶句する彼女を気にも留めず、上司は私の方を向いて労いの言葉をかけてくれました。
「ここまで一人でよく耐えてくれたね。明日からは、時間を守れる新しい相棒をつけてあるから安心して」
その翌日から、私の隣の席は嘘のように平穏になりました。
「今月はあの子、何日休むんだろう」と頭を抱えるストレスもありません。
自分勝手な振る舞いを続けた代償は、きっちりと本人の元へ返っていったようです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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