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「うちの子をレギュラーに!」監督に差し入れを渡すママ友。しかし、監督の痛快な一喝で体育館の空気が凍りつく

「うちの子をレギュラーに!」監督に差し入れを渡すママ友。しかし、監督の痛快な一喝で体育館の空気が凍りつく

監督へのあからさまなアピールと、私に向けられた「信じられない宣告」

娘が通うミニバスケットボールクラブ。

コートの中で無心にボールを追う子どもたちとは裏腹に、コートの外ではたった5つのレギュラー枠を巡って、親たちのドロドロとした駆け引きが繰り広げられていました。

なかでも、ひときわ周囲をざわつかせていたのが、「何がなんでも我が子をレギュラーに」と執念を燃やすあるお母さんです。

彼女は練習のたびに、高級そうなデパートの紙袋を下げて監督の元へ直行。

「監督、いつも熱心なご指導ありがとうございます!これ、疲労回復に効くって評判のゼリーなんです。ぜひ皆さまでどうぞ!」

明らかに困惑して断ろうとする監督をよそに、半ば強引に押し付けます。

彼女にとってこれは純粋な差し入れなどではなく、レギュラーの座を射止めるための「袖の下」なのです。

さらに彼女の暴走はエスカレートし、他人の子どもを踏み台にすることすら厭わなくなりました。

ある日、にこやかな笑顔で私に近づいてきたかと思うと、とんでもないことを言い出したのです。

「ねえ、お宅の娘さん、最近ちょっとお疲れ気味じゃない?パスミスも目立つし……。チームに迷惑をかけないためにも、一度スタメンを外れてリフレッシュさせてあげたら?」

あまりの暴言に私が言葉を失っていると、彼女はすかさず監督の元へ向かい、こうアピールしました。

「監督!あの子のポジション、うちの子ならいつでも入れます!しっかり準備させていますから、今すぐ交代させてやってください!」

体育館に一瞬、凍てつくような空気が流れました。

しかし、次の瞬間、その空気を切り裂いたのは、監督の低く響く怒りの声でした。

体育館に響いた監督の怒声。スポーツに「親の都合」は持ち込ませない

「いい加減になさい」

監督は、彼女から渡されたばかりの紙袋を冷たく突き返しました。

「私がコートに送り出したいのは、チームメイトのミスを全力でフォローしようと走る選手です。他人の子どもの不調を喜ぶような親の背中を見て育つ子に、このチームのユニフォームを着る資格はありません」

みるみるうちに顔を真っ赤にする彼女に、監督の厳しい追及は止まりません。

「モノを渡せば試合に出られるなんて、子どもたちの努力をバカにするのも大概にしてください。これ以上、チームの空気を悪くするようなら、お子さんへの指導自体をお断りします」

周りで見ていた保護者たちも無言で深く頷き、彼女を冷たい視線で取り囲みました。たまらなくなった彼女は、逃げるように体育館を後にしました。

「お母さん、私、誰にも文句言われないように自分の力でレギュラーとるからね」

娘が力強くドリブルをつく音を聞きながら、私は深く頷きました。

親の浅はかな裏工作など、汗を流す子どもたちのひたむきさの前では何の意味も持たないのです。

胸のすくような監督の対応に、スポーツ本来の美しさを再確認できた、忘れられない一日となりました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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