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「教えてもらってないです」ミスをするたびに言い訳する部下→私が見せたメモを見て態度が一変【短編小説】

「教えてもらってないです」ミスをするたびに言い訳する部下→私が見せたメモを見て態度が一変【短編小説】
本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
便利すぎる「教えてもらってない」という言い訳
私の部署にいる後輩は、自分のミスを絶対に認めようとしません。
業務でミスをするたびに、彼女は決まって
「それ、私が入社した時にちゃんと教えてもらってないんで」
と、教育体制のせいにして被害者ヅラをするのです。
誰にでも見られる共有フォルダには分かりやすいマニュアルがあり、過去に何度も同じ説明をしています。
それでも彼女は
「その場にいなかった」「聞いていない」
の一点張り。
自分が確認を怠っただけのミスすらも、「教え方が悪い」と周囲のせいにして逃げようとする彼女に、チームの雰囲気は悪くなる一方でした。
ある日、彼女がお客様への重要な案内書類で、過去に何度も指摘されたはずの記入漏れをまたやらかしました。
私が彼女を呼び出して注意すると、案の定、彼女はふてくされた顔で言い放ちました。
「その項目の書き方なんて、私教えてもらってないです。知らなくて当然ですよね?」
動かぬ証拠と、完全に塞がれた逃げ道
私は静かにため息をつき、自分のデスクから一冊のノートを取り出しました。
そして、特定のページを開き、彼女の目の前に突きつけました。
「教えていないと言いますが、先月の十五日の午後二時、一緒にマニュアルの画面を見ながらこの手順を確認しましたよね。その時、あなたは自分のピンク色の手帳に、赤いペンでしっかりとメモを取っていましたよ」
彼女の表情がピクリと強張りました。
「さらに、二週間前の三日にも、あなたは全く同じミスをして、私と一緒に再度手順を確認しました。私は部下に指導した内容と日時を、すべてこのノートに記録しているんです」
分単位の記録と、彼女自身がメモを取っていたという具体的な事実を突きつけられ、彼女の目は激しく泳ぎ始めました。
私はさらに、冷ややかに言葉を続けました。
「教わったことを忘れるのは仕方ありません。ですが、自分でメモを見返さず、マニュアルも確認せずに同じミスを繰り返すのは、教育体制の問題ではなく、ただのあなたの業務怠慢ですよね?」
言い逃れのできない完璧な証拠を前に、彼女はみるみるうちに顔面蒼白になり、パクパクと口を開閉させるだけで何も言い返せなくなりました。
「……すみませんでした。今すぐ直します」
蚊の鳴くような声で謝罪し、そそくさと席に戻った彼女。
それ以来、彼女の口から「教えてもらってない」という言葉が出ることは二度となくなり、常に必死にメモを取るようになりました。
都合の良い言い訳を完璧な記録で打ち砕き、ぐうの音も出ないほど論破してやった、心底スッキリする出来事です。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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