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「結構高いんだぜ」とスマートスピーカーを自慢する夫。試しに予定を聞いて見た結果、離婚を決意【短編小説】

「結構高いんだぜ」とスマートスピーカーを自慢する夫。試しに予定を聞いて見た結果、離婚を決意【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

最新家電を自慢する夫

「これ、最新モデルで結構高いんだぜ」と、夫が鼻高々に買ってきたのは一台のスマートスピーカーでした。

機械に疎いくせに、新しい物好きの彼は、音声一つで家電が動く様子をまるでおもちゃを手に入れた子供のように自慢していました。

「ふーん、便利そうだね」と私は適当に相槌を打ちながら、心の中では冷ややかな視線を送っていました。

実は最近、夫の帰りが遅く、なんとなく浮気を疑っていたのです。

夫はそんな私の気持ちなど露知らず、「カレンダーとも同期したから、秘書みたいに使えるんだ」と得意げに設定を終えました。

その言葉を聞いた瞬間、私の中で意地悪な好奇心が湧き上がりました。

「へえ、すごい。じゃあ早速試してみようかな」

私はスピーカーに向かって、はっきりとした声で尋ねました。

「〇〇、明日の予定を教えて?」

夫は「おいおい、明日は休日出勤だって言っただろ」と余裕の笑みを浮かべていましたが、スピーカーから返ってきたのは、無機質で、しかし残酷なほど正確な答えでした。

スピーカーが暴いた事実

『明日の予定は、18時から由美と記念日ディナー、場所はホテル〇〇です』

部屋の空気が一瞬で凍りつきました。夫の顔からサーッと血の気が引いていくのが分かります。

「ゆ、由美って誰だ?バグだ、故障だ!」と叫びながら、慌てて電源コードを抜こうとする夫。

その姿は滑稽そのものでした。休日出勤という嘘も、相手の名前も、場所まで、すべてこの「優秀な秘書」が教えてくれたのです。

私は震える手でコードを掴んでいる夫を見下ろし、にっこりと微笑んで言いました。

「本当に高いだけあって、いい仕事するわね。私の予定も入れておかなきゃ」

私は青ざめる夫を尻目に、スピーカーに向かって言いました。

「明日の朝一番、離婚届を取りに行く、と」

夫は膝から崩れ落ちました。彼が自慢した高価なスピーカーは、私にとってこれ以上ない最高の投資となりました。

おかげで、これからの人生を再起動できそうです。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

PROFILE

GLAM Lifestyle Editorial

編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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