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「お店だしたの?宣伝してあげるからお金払ってね」と言うママ友→他のママ友の一言で空気が一変【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
念願のオープン、でも現れたのは……
念願だった小さなハンドメイド雑貨店をオープンして1ヶ月。
ようやくお店の運営にも慣れてきた頃、幼稚園のママ友グループの一人がお店にやってきました。
彼女は自称「トレンドに敏感なインフルエンサー」で、いつもSNSの話題ばかりしている人です。
彼女は店内を一周すると、私の目の前で信じられない提案をしてきたのです。
「お店出したんだって?おめでとう!私がSNSで宣伝してあげるから、広告料として3万円払ってね。私の投稿、すごい反響なんだから!」
あまりに唐突な要求に、私は言葉を失いました。
彼女とは園の行事で立ち話をする程度の仲ですし、何より開店直後で余裕もありません。
「気持ちは嬉しいけど、宣伝は自分たちでコツコツ頑張るから大丈夫だよ」と、できるだけ角が立たないように丁寧にお断りしました。
しかし、彼女は納得がいかない様子で、さらに声を荒らげました。
「損してるよ!私の影響力を使えば、明日には行列ができるんだから。友達価格で安くしてあげてるのに、もったいないなあ」 断っても断っても、「どれだけ自分の宣伝に価値があるか」を一方的にまくしたてられ、店内の空気はどんどん重くなっていきました。
救世主の一言で空気は一変
その時、ちょうどお店に居合わせた別のママ友が、スマホを片手にひょいと会話に入ってきました。
「えっ、宣伝してくれるの?すごい!ねえ、今そのアカウント見せてよ。どれくらいフォロワーがいるか気になるな」
自称インフルエンサーの彼女は、一瞬たじろぎましたが、自信満々にスマホを差し出しました。
画面を覗き込んだもう一人のママ友は、不思議そうな顔でこうつぶやいたのです。
「……フォロワー、52人? これ、ほとんど親戚と私たちママ友じゃない?」
その一言で、店内の空気は凍りつきました。
宣伝費として3万円を要求していた彼女の顔は、みるみるうちに真っ赤に。
そもそも、彼女には「インフルエンサー」と呼べるような影響力は全くなかったのでした。
「これから増える予定なのよ!」 彼女はそう捨て台詞を残すと、逃げるようにお店を去っていきました。
その後、助けてくれたママ友と苦笑いしながらお茶を飲みました。彼女は「ああいう無理な要求には、ハッキリ言わないとダメだよ」と笑って励ましてくれました。
SNSのフォロワー数や見栄のために、身近な人をカモにするような態度は決して許されるものではありません。
友情を盾にお金を要求する関係は、本当の友達ではないのだと痛感した出来事でした。
これからも、私の作った作品を本当に気に入ってくれるお客様を大切に、一歩ずつ歩んでいこうと思います。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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