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同棲している彼から「トイレ修理終わったよ」と報告LINE→私「壊れてないけど」実は…【短編小説】
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本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
謎の報告LINE
大好きな彼と同棲を始めて半年。
お互いに仕事で忙しい毎日ですが、家事も分担して、順調に愛を育んでいると思っていました。
そんなある日の午後、仕事中の私のスマホに、彼から一通のLINEが届きました。
「トイレ修理終わったよ。部品を替えるのに結構時間がかかっちゃった」
私はメッセージを見て、首をかしげました。
今朝まで普通に使えていましたし、どこか調子が悪いなんて話も聞いていません。
不思議に思って「どこも壊れてなかったと思うけど……何かあったの?」と返しましたが、彼からは「もう大丈夫だから気にしないで」と、どこかそっけない返信が来ただけでした。
見つけてしまったのは…
帰宅後、私は真っ先にトイレを確認しました。
しかし、見たところ何かが変わった様子はありません。
ただ、棚の奥に隠すように置かれた、小さな高級ブランドの紙袋を見つけてしまったのです。
「もしかして、修理っていうのはサプライズの照れ隠しだったのかな?」
来週は私の誕生日です。
私は期待に胸を膨らませ、彼がシャワーを浴びている隙に、こっそりとその袋の中身を覗いてしまいました。
中には、私には到底似合わないような、落ち着いたデザインの真珠のネックレスが入っていました。
しかし、一緒に入っていた小さなメッセージカードを見て、私の心臓は凍りつきました。
そこには、彼の綺麗な字でこう書かれていたのです。
『結婚十周年、いつも支えてくれてありがとう。これからも、良き夫としてよろしく。』
頭の中が真っ白になりました。
同棲しているはずの彼は、実はとっくに結婚していて、私との生活はすべて嘘だったのです。
「トイレの修理」というLINEは、おそらく本物の奥様に送るはずだったメッセージを、私に誤爆してしまったのでしょう。
その日、彼がトイレにこもっていたのは修理のためではなく、奥様へのプレゼントを隠したり、連絡を取ったりするためだったのだと気づきました。
私が信じていた幸せな空間は、誰かの犠牲の上に成り立つ、ただの砂の城だったのです。
私は震える手で、その紙袋を元に戻しました。
彼がシャワーから上がってきたら、どんな顔で向き合えばいいのか。
私たちの「同棲」という名の偽りの生活は、この一通の誤爆LINEによって、音を立てて崩れ去っていきました。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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