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私がアートメイクに救われた瞬間!結婚式でメイク全滅…眉毛が消えないってこんなに強い【短編小説】

友人の結婚式で注目を浴びたアートメイクとは
「沙織!なんで眉毛だけ無事なの!?」
親友の友香の結婚式で、私は友人たちに囲まれていました。
その日の主役であるはずの友香でさえ、私の顔を覗き込み、驚きの声を上げています。
昔から、私の悩みは薄くてまばらな眉毛でした。
毎朝、左右対称に描くのに一苦労。
汗をかく夏や、温泉旅行は、眉が消えてしまうのが怖くて、心から楽しむことができませんでした。
そんな「眉ストレス」から解放されたくて、私は三ヶ月前、ある決断をしたのです。
それが、眉の「アートメイク」でした。
猛烈な嵐に襲われみんなのメイクが崩れていく
そして迎えた、友香の結婚式。
海辺のチャペルで行われた、最高のロケーションです。
しかし、幸せなパーティーの最中、天気は急変。
猛烈な嵐が、テラスにいた私たちを襲いました。
ゲストも、そして主役の友香までもが、一瞬にしてずぶ濡れになってしまったのです。
嵐が過ぎ去った後、私たちは急いで化粧室へ駆け込みました。
鏡の前には、ファンデーションがまだらになり、マスカラが黒い涙のように流れる、悲惨な顔、顔、顔…。友香も「もう最悪…」と肩を落としています。
私も自分の顔を見て、がっくりしました。
でも、次の瞬間、信じられないものを見たのです。
残っていた私の眉
アイメイクもベースメイクも崩壊しているのに、眉毛だけが、朝のままの美しい形を保っている。
まるで、眉だけがこの嵐を生き抜いたかのように、くっきりとそこに生きていました。
友人たちからの質問攻めに、私は自分の秘密を打ち明けました。
「実はこれ、アートメイクなんだ。汗や水でも絶対に落ちないの」
化粧室は、一瞬にしてアートメイクの質問会に変わりました。
「痛くないの?」「いくらぐらい?」「どこでやったの?」みんなの目は真剣そのものです。
まさか、親友の結婚式という舞台で、アートメイクの威力が、こんなにも劇的に証明されるなんて。
どんなに完璧なメイクをしても、崩れてしまえば意味がありません。
あの日、突然の嵐の中で、私が一切眉毛を気にせずにいられたのは、アートメイクのおかげでした。
それは、美しさだけでなく、何にも代えがたい「安心感」を私に与えてくれたのです。
眉毛に悩む全ての人に、この感動を伝えたいと、心から思った一日でした。
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【編集部注】
本記事は創作の小説であり、登場する人物や出来事はすべて架空のものです。アートメイクは医療行為にあたり、効果や満足度、副作用には個人差があります。施術を検討される際は、必ず専門の医療機関で十分なカウンセリ-ングを受け、リスクや費用についてご確認ください。
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