
俳優のリチャード・ギア(Richard Gere, 66)が、心を悩ませていた怒りの感情を仏教の教えでコントロールできたと話している。
リチャードは宇宙や科学に関する大きな問題に関心があった若い頃、仏教に興味を持った。息子のホーマー(Homer, 15)も現在、同じことを考えているといい、リチャードは息子がスピリチュアルな教えも受け入れるかどうか見守っているようだ。
「仏教のおかげで、自分の内面を掘り下げ、他人の意見に惑わされず、そして他の人たちの痛みと喜びに共感することを学んだ。若い頃に抱えていた怒りを抑えるのにとても役に立った。怒りを感じると、他人の感情を傷つけるリスクが頭に浮かび、めったにはないが、そうしてしまった時には自分を許せないんだ」とリチャードは英版Hello!誌に語っている。
ホーマーは別居中の妻で女優のキャリー・ローウェル(Carey Lowell)との間に生まれた。夫妻は現在、離婚に向けて動いているが、今でも共にホーマーの人生に深く関わっており、リチャードは息子の誕生を人生で「最も純粋に美しい出来事」の1つだと話している。
リチャードはティーンエイジャーの息子の人生に対する考え方を興味深いと思っており、自分も刺激を受けているとも語っている。自分も含め大人たちが悩んでいることを忘れさせてくれると言い、今では世の中に「つまらない、自己中心的で不健全なこと」は何一つないと考えるようにしているという。
「忍耐、寛容さ、そして高潔さを学んでいる。すごく短気だった自分が今の状態にまでなったことを考えると、大きな変化だった。でも主なことは、喜びの感情を理解できるようになったことだ。普段は忙しいからそんなことには気を留めないが、喜びというものはどこにでもあるし、喜びの中心には愛がある」とリチャードは説明している。
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