俳優のシャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf, 29)が23日、スタントシーンの撮影中にアクシデントに見舞われ、頭をケガして病院に搬送された。シャイアはノースダコタ州で最新作『American Honey(原題)』の撮影中だった。
芸能情報サイトTMZによると、シャイアは窓ガラスを頭で突き破るシーンの撮影にのぞんだ。しかしスタントが失敗し、病院に緊急搬送された。
各メディアによると、シャイアは頭を20針縫い、13本のホッチキスで固定するケガを負ったものの、代理人は24日、治療はあくまで予防措置だと発表した。
「シャイア・ラブーフは昨夜遅く、撮影中の『American Honey』のセットで軽傷を負いました」_と代理人はエンターテイメント情報サイト「JustJared.com」に寄せた声明でコメントした。「手順として、制作側は治療を受けてもらうことを決め、シャイアは手の傷と頭の裂傷を縫ってもらいました。明日にはセットに戻る予定です」
『American Honey』はアンドレア・アーノルド(Andrea Arnold)監督・脚本によるもので、雑誌販売のスタッフに参加したティーンエイジャーが、激しいパーティーシーンや恋愛を経験する姿を描く。他にもスーザン・ドゥーリング(Susan Dooling)やアリエル・ホームズ(Arielle Holmes)、マッコール・ロンバルディ(McCaul Lombardi)らが出演している。
シャイアは演じるキャラクターにのめり込むことでも知られる。スコット・イーストウッド(Scott Eastwood)は昨年のインタビューで、第二次世界大戦を舞台とした映画『フューリー』で共演した様子を語った。決死の任務を担う米戦車部隊を描く同作で、シャイアはボイド・「バイブル」・スワン役になりきるためにはどんな努力も惜しまなかったようだ。
スコットはマイルス軍曹役で出演。役のために顔に自ら傷をつけ、歯を抜いたシャイアとの共演はとても大変だったと語った。
「そうだとも。とんてもなくつらい体験だった。ひどいもので、彼はすばらしい役者だけど、キャリアを投げ捨てているようなものだ」とスコットは英GQ誌オンライン版で語っている。
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