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【頭の体操】トウモロコシの「粒の数」は偶数? 奇数? 実は必ずどちらかに決まっている、植物の不思議なルール

夏になると店頭に並ぶトウモロコシ。甘くてジューシーな粒を頬張りながら、その「粒の数」を気にしたことはありますか?
実は、トウモロコシの粒の数には、品種や産地に関わらず世界中すべてに当てはまる「絶対的なルール」が存在します。
偶数か、奇数か。
あなたはどちらだと思いますか?
トウモロコシの粒には「絶対的なルール」がある
答えは「必ず偶数」です。
これは世界中のすべてのトウモロコシに例外なく当てはまります。
1本のトウモロコシには平均で500〜600粒ほどの実がついていますが、その数がどれだけ多くても、どんな品種であっても、必ず偶数になります。
「そんなことあるの?」と疑いたくなるかもしれませんが、これはトウモロコシの植物としての成長の仕組みによって、はじめから決まっていることなのです。
なぜ必ず偶数になるのか? 植物の驚きの仕組み
答えのカギは、トウモロコシの「成長過程」にあります。
私たちが食べているトウモロコシの粒の一つひとつは、もともと雌花が実ったものです。
トウモロコシの雌穂(しすい)の中には、「小穂(こほ)」と呼ばれる粒の元になる部分がいくつも並んでいます。
この小穂が成長していく過程で、必ず2つに分裂するという特性があります。
つまり、どんな数の小穂からスタートしても、すべてが2倍になることで最終的な粒の数は必ず偶数になります。
「2の倍数しか生まれない構造」になっているため、奇数になることが原理的にありえないのです。
トウモロコシを輪切りにしてみると、1つの節に2粒ずつついていることが確認できます。
縦に並んだ列の数も偶数で、品種によって8列・12列・16列などさまざまですが、すべて偶数列です。
この規則正しい構造こそが、偶数の法則を視覚的に示してくれています。
おまけの豆知識:ヒゲの本数も粒と同じ
実は、皮を剥いたときに邪魔に感じるあのヒゲ(絹糸)にも、同じくらい興味深い事実が隠れています。
ヒゲの本数は、粒の数とまったく同じなのです。
ヒゲの正体はめしべで、1本ずつ各粒と繋がっています。
先端が花粉をキャッチして受粉すると、その根元に粒が実る仕組みになっています。
受粉が完了するとヒゲは切れてしまいますが、うまく受粉できなかった部分は粒が実らず、その分だけヒゲが長く残ります。
つまり、ヒゲが豊かで短いトウモロコシほど、粒がぎっしり詰まっているサインです。
新鮮なトウモロコシを選ぶときの参考にしてみてください。
まとめ
トウモロコシの粒は、成長過程で必ず2つに分裂する仕組みから、例外なく偶数になります。
数百粒あっても、どんな品種でも、全世界すべてのトウモロコシに当てはまるルールです。
子どもの頃から何度も食べてきたトウモロコシに、こんな不思議な仕組みが隠されていたとは驚きですね。
次にトウモロコシを食べるとき、ヒゲの本数と粒の数を見比べてみると、新しい発見があるかもしれません。

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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